ゴルフがうまい人と比べると、いくら練習しても上達しない自分に絶望してしまうことってありますよね。
センスがないからと諦めてしまったり、下手すぎることで同伴者に迷惑がかかるくらいなら、もうゴルフはやめてしまおうかと悩む人もいるかもしれません。
しかし、ゴルフがうまくならないのはセンスや才能ではなく、考え方や練習方法を間違えていることが原因である場合が多いです。
この記事ではそんなゴルフ上達に悩む人へ向けて、ゴルフが下手な人の特徴から上達するための練習方法までを解説します。
この記事を読むことで、ゴルフが上達しない原因や迷惑をかけないスコアを達成する方法がわかるはずです。上達できない原因を探り、今日からできる練習方法を実践することで、恥ずかしくないスコアを出せるようになりますよ。
ゴルフが下手な人の特徴や共通点は?
この章ではゴルフが下手な人の特徴や共通点について解説していきます。
ゴルフがうまくならないのにはセンスや才能以外に何か原因があるはず。まずは上達しない原因を知る必要があります。
ゴルフが下手な人にありがちな考え方や特徴は以下の3つです。
- 自分のフォームを見ていない
- いろいろな人に教わっている
- 教則本やレッスン動画を見すぎている
- 飛距離重視の練習ばかりしている
それぞれ具体的に解説します。
自分のフォームを見ていない
ゴルフが下手な人に多いのが、自分のスイングフォームを見たことがないという点です。
頭でイメージしている理想の動きを再現するためには、自分の姿勢やスイングフォームを把握する必要があります。特に初心者は、自分ではイメージ通りにクラブを振っているつもりでも、実際はおかしなフォームになっていることが多いのです。
プロやゴルフがうまい人のフォームがキレイなのは、日ごろから、自分のフォームが正しい動きになっているか鏡や動画で細かくチェックしているからです。
まずは自分のフォームを客観的に観察し、把握することが上達への第一歩となります。
いろいろな人に教わっている
身近にいるゴルフ経験者からアドバイスを受けている人も多いのではないでしょうか。
しかしアドバイスの良し悪しを判断できない初心者にとって、複数の人から指導を受けることは上達を妨げる原因になってしまう場合もあります。
教える人によって、言っていることが違うという経験はありませんか?これは指導者がこれまでに経験したことをふまえてアドバイスしているからです。
クセや体格は人によって異なりますので、指導された内容が必ずしも自分に合っているとは限りません。いろいろな人に教わると人によってアドバイスが違うので、何を信じてどう打てばよいのか分からなくなってしまいます。
身近なゴルファーにアドバイスを求める場合は、教わる人を1人に絞ることで練習に迷いがなくなるでしょう。
教則本やレッスン動画を見すぎている
いろいろな人からアドバイスを受けているのと反対に、本や動画だけを参考にしてずっと1人で練習している人もゴルフが下手な人に多い特徴といえます。
最近では本や動画で簡単にゴルフを学べる環境が整っていますが、学んだ内容を再現するには反復練習と適切なアドバイスが必要です。
どんなに優秀なレッスン動画を見ても、自分に合った練習法なのか?動画通りの動きができているのか?は、1人で練習していては分からないものです。
客観的に見てくれる人がいると間違った練習が身に付く前に修正できます。
また、動画で学んだ内容を実践してみることが特に大事。レッスン動画を見ただけでうまくなった気になってしまうことも多いので注意しましょう。
飛距離重視の練習ばかりしている
打ちっぱなしでドライバーやロングアイアンばかり練習している人も、上達しない人に多い特徴です。
ネットに突き刺さるような豪快なショットはたしかに気持ちのよいものですが、ゴルフ上達のために必要なのは飛距離よりも正確性です。
どれだけ飛ばせてもアプローチショットで上手くグリーンに乗せられなかったり、いつまでもバンカーから抜け出せなかったりしていては、スコアをまとめるのは難しいでしょう。
ゴルフの上手い人ほど、100ヤード以内のアプローチショットやショートゲームの練習に時間を使います。練習量の8割は狙った場所にボールを乗せる練習をおこない、ドライバーやロングアイアンの打球練習は数球だけという人もいます。
ゴルフの本質は飛ばすことではなく、なるべく少ない打数でラウンドすることです。狙った場所に正確にボールを落とせる練習を意識してみましょう。
ゴルフが下手なのは「頭が悪いから」「センスがないから」はウソ
「ゴルフが上達しないのは頭が悪いから」「センスがないから上手くならない」という噂を聞き、落ち込んでしまっている人もいるかもしれませんが、それは本当でしょうか。
ゴルフが下手な理由に頭の良さやセンスがまったく関係ないわけではありませんが、それはトップアスリートを目指す場合の話。
世界で活躍するにはそれなりにセンスや賢さが必要になるでしょうが、私たち一般のゴルファーの場合は正しい努力をすることで十分上達可能です。
例えばスコア100切りを目標とした場合、必要なのは頭の良さやセンスではなく、苦手なクラブのスイング改善や正確なパターショットなどの練習です。
また、ゴルフはほかのスポーツに比べて、生まれ持った身体能力に左右されにくいスポーツです。筋力やバネのある若い人より、熟練の小技を持つ年配ゴルファーのほうがよいスコアを出すことも珍しくありません。
つまり、私たちがゴルフを上達させるために必要なのは、ゴルフの素質ではなく正しいスイングを体に染み込ませる努力だけです。
ゴルフが下手な人は迷惑?
あまりにもゴルフが下手だとコースでプレーしたときに、周りから迷惑がられてしまうのではないか?と不安に思うかもしれません。
たしかにショットがうまくいかず、いつまでも前に進めなかったり、何度も打ち直しされたりすると、同伴者は迷惑に感じることもあります。
ただしそれは一緒にラウンドする人によって変わります。
接待や仕事の都合でのラウンドなどでは、なるべく迷惑のかからないプレーができるように気を使ったほうがよいでしょう。一方で、仲のよい友人とのラウンドではそこまで気にしなくても大丈夫なことが多いです。
一緒に回る人によって迷惑に思われるかは異なりますが、できるだけ迷惑のかからないプレーを心がけたいですよね。
この章では、ゴルフが下手だと思われてしまうシーンや、迷惑をかけないスコアの目安について解説します。
ゴルフがへたくそだと思われるのはどんなとき?
同伴者が「この人下手くそだな」と思うのは、ショットをチョロってしまったり、打つまでに時間がかかったりすることで、自分の打順がなかなか回ってこないときです。
いわゆるスロープレーに対して不満を感じ、結果的にゴルフが下手な人という判断をされてしまいます。
次に打つまでの時間が空いてしまうと体が冷え、プレーのリズムを崩してしまう人も多いです。ショット時だけでなく、クラブの選択やボール探しなどでも時間をかけすぎないよう注意しましょう。
特に初めてコースでラウンドする場合は、次に使いそうなクラブを数本持ち、1球打ったら走って次の打順に備えるようなスピーディーな動きが求められます。
また、打球の方向が安定せずに、隣のホールへの打ち込みが多いなども嫌われるプレーの1つ。打ち込まれた人は打ち込んだ組全員に嫌悪感を抱いてしまうので、これも同伴者に迷惑がかかってしまうことになります。
迷惑をかけないスコアの目安は?
周りに迷惑にならないスコアはどれくらいなのでしょうか?
目安として、スコア120以下なら迷惑をかけずにプレーできるレベルと言えます。気心の知れた友人とのラウンドであれば、120以上のスコアでも問題ない場合もあります。
これはあくまで目安なので、一緒にラウンドする人によって迷惑になる場合とそうでない場合があることは留意してください。
また、たとえスコアが120以上でも、プレーにかける時間が早ければ、さほど迷惑にはなりません。
コースデビューしたばかりの初心者の場合、スコアが150以上になってしまうことも多いです。どうしてもスコアがまとまらない場合は、スロープレーにならないよう心がけることで周りに迷惑をかけずに済むでしょう。
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なかなかゴルフが上達しない人はどうすればいい?
ここからはどうしたらゴルフが上達するのかについて解説していきます。ゴルフ上達のためのポイントは以下の3つです。
- 改善点を把握する
- ゆっくり打つ練習をする
- 指導の専門家に見てもらう
ゴルフを上達させるための方法を取り入れて練習してみましょう。
改善点を把握する
まず今の自分の弱点を知ることが上達への近道です。
スイングフォームや構えた姿勢のチェックはもちろんですが、コース内でどんなミスが多かったのかを把握しておくことが大事。スコアカードにメモしておくとどんなショットでトラブルになったのかが分かります。
- OBになった回数と使用したクラブ
- 100ヤード以内で使ったクラブ
- グリーンオンするまでの打数
- バンカーから脱出できた打数
- パット数
これらの情報をラウンドごとにメモしておくと、自分がどんな状況のどんなショットでミスが多いのかが見えてきます。
OBになったのがドライバーショットなのかセカンドで使った3Wなのか、バンカーから1打で出せたのか数回打ってしまったのかなど、自分の苦手なショットを克服できれば、そのぶんスコアにもよい影響が出やすくなりますよ。
弱点が分かったら、改善できるような練習を積んでいきましょう。
ゆっくり打つ練習をする
安定したショットをするには、体全体を使ったスイングを身に付けることが大切です。
練習時には大振りでフルスイングするのではなく、体全体でゆっくり振ることを意識してみましょう。ゆっくりスイングできるようになるとショットが安定し、ミスショットの確率を下げることができます。
ただし、「もっとゆっくりスイングしなさい」と指導されても、なかなかゆっくり振れない人も多いと思います。
意識してゆっくりスイングするとまったくボールに当たらないという人は、スイング時にどういう動きをしているのか理解できていないのかもしれません。
まずは振りやすいクラブを使い、テークバックから切り返し・フィニッシュまでの動作を意識し、体全体を使ってゆっくり振る練習をしてみましょう。
体の回転や切り返しのタイミングなど、コツを掴めればスイングの動きを理解できるようになります。
指導の専門家に見てもらう
何をやってもゴルフがうまくならないという人は、ゴルフのレッスンプロに見てもらうのが確実です。誰かに見てもらうことは上達への近道となります。
教えることを専門とした指導者はその人のクセを見抜き、フォームや体格に合わせたアドバイスができるので、無理のない方法でスピーディーに上達できます。
客観的にフォームをチェックしてもらえるので、1人で練習しているだけでは気が付かない部分も指摘してもらえるでしょう。
また、疑問に思ったことを直接聞けることも、レッスンプロに教わるメリットの1つ。
練習中につまづいた部分があっても、何がダメでどう改善すればいいのかを自分で見極めるのは簡単ではありません。分からないことはレッスンプロにどんどん質問し、1つずつ解決していくのが上達への近道です。
参考:ゴルフがうまい人でも急に下手になることがある?
どんなにゴルフがうまい人でも、急に調子を崩すことはあります。いわゆるスランプですね。スランプは誰にでも起こる可能性があり、技術面やメンタル面で不調を感じ始めます。
そこから脱出するために試行錯誤するわけですが、スイングを変えたりクラブを変えてみたりを繰り返していると、ますます深みにハマってしまうことも多いです。
ゴルフがうまい人にも波がありますが、基礎が体に染み付いている人は不調の波から抜け出すのも早いです。
ゴルフは精神面が強く影響するスポーツと言われますが、基礎が正しく身に付いている人はふとしたきっかけで調子を取り戻せるようになります。
安定したスイングをするには、普段からゴルフの基礎を体に染み込ませておくことが大事です。
それでも「ゴルフが下手で恥ずかしい」「つらい」と感じる方は、基礎から身に付けよう
ゴルフが下手なことが恥ずかしい!つらい!と感じる人は、まずはゴルフの基礎を徹底的に身に付けましょう。
練習場でうまく打てたとしても、基礎ができていなければコースで起こるトラブルに対応できなくなってしまいます。
一刻も早くゴルフを上達させたいなら、レッスンプロの指導を受け、丁寧に基礎から教えてもらうことが確実な方法です。
レッスンプロの指導は、生徒に合わせたカリキュラムを組んでおこなわれるので、自分に合った練習方法を提案してもらえます。
また、疑問に思ったことをすぐに聞ける環境があることは大きな強みになります。
自己流の変なクセがついてしまった!どこを改善すればいいのか分からない!という人は、無理なく通えるゴルフレッスンに相談してみてはいかがでしょうか。