ゴルフのハーフラウンド(ハーフプレー)と通常のラウンドには、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事ではゴルフ初心者に向けて、ハーフラウンドの特徴をわかりやすく解説していきます。
また、意外と知らないハーフのメリットやスコアの目安、気をつけるべきマナーについても紹介しますので、初心者ゴルファーの方はぜひ参考にしてくださいね。
ゴルフのハーフとは
ゴルフのハーフとは、「18ホール中、半分の9ホールをプレーすること」です。
午前中の早い時間に回る「早朝ハーフ」や、日暮れから回る「薄暮ハーフ」など、時間帯によってさまざまな呼び方があります。
ハーフラウンドは、昼食時間を取らずにプレーだけをおこなうため、通常の1ラウンドに比べて時間と予算が少なく済みます。
ハーフとショートコースの違い
ショートコースとは、多くは9ホールで構成されたコースのことを指します。
PAR3のショートホールがほとんどで、距離が短くコース自体も狭いことが多いのが特徴。料金が安いのでゴルフ初心者や家族連れに人気があります。
ゴルフに触れる機会として、レジャー感覚で利用する人も多いのではないでしょうか。
ショートコースは全体的に距離が短いので、ドライバーを多く使いたい方には向かないかもしれません。
一方、ハーフラウンドは本コースを利用するので、ショート・ミドル・ロングホールをプレーできます。
18ホールのフルラウンドに比べて安くプレーできますが、本格的なコースを利用するので距離も長く、メンテナンスの質が高いのが特徴です。
バンカーや池などのハザードも多いので、より実践に近い環境でプレーできます。
ハーフは1人でも回れる?
1人でハーフラウンドを回れるコースはごく少数です。ほとんどが2名以上の組単位での予約が必要となります。
しかし、一緒にプレーする人がいなくてもハーフラウンドしてみたい方も多いですよね。
そんな方には、「1人予約」という手段もあります。
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最近では、ハーフラウンドの1人予約をおこなっているコースが増えてきています。
通常ラウンドと同じように、ほかのプレーヤーとの組み合わせになるので、1人では寂しいという方はぜひ活用してみてください。
1人予約には最低人数が集まらないとプレー成立されないケースが多いので、予約時に確認しておきましょう。
プレー成立の最低人数が1名の場合、ほかに誰も予約が入らなかったら1人でプレーできることもありますよ。
ゴルフのハーフラウンドの所要時間
ゴルフのハーフラウンドにかかる所要時間の目安は、以下の表を参考にしてください。
プレー人数 | ハーフラウンド所要時間の目安 |
---|---|
1名 | 1時間30分 |
2名 | 1時間50分 |
3名 | 2時間 |
4名 | 2時間15分 |
上記はアベレージゴルファーの場合を想定した時間ですので、初心者の場合はもう少し時間がかかることが多いです。
4名でプレーする場合、まずは2時間半で回ることを目標にしてみましょう。
ゴルフ初心者は打つ回数が増えるので、なかなか思い通りに進めないことも多いです。しかし、プレー進行の目安としておくと周りに迷惑をかけずに済みますよ。
ゴルフのハーフラウンドを回るメリット
ハーフラウンドは9ホールのみのプレーなので、通常ラウンドよりもゴルフにかける時間を少なくできるのが大きなメリットです。
2〜3時間でプレー終了できるので、1日をゴルフだけに費やすことなく、ほかの予定を入れることも可能ですね。
しかし、単純に時間を有効活用できること以外にもメリットがあります。
- 価格が安い
- 本格的なコースで練習できる
- ナイターゴルフで夜でもプレーできる
それぞれのメリットを解説します。
価格が安い
ハーフラウンドの1番の魅力はプレー料金が安いことです。
コースやプレー時期によりますが、通常18ホールのラウンド相場は平日5,000〜8,000円、土日10,000〜15,000円ほどかかります。
ハーフラウンドの相場は平日3,000〜5,000円、土日5,000〜10,000円ほどです。
1ラウンドの半額程度でプレーできることも多いので、とても魅力的ですよね。
プランによっては平日2,000円以下で利用できるケースもあります。
1回のプレー代を安く抑えられるので、プレー回数を増やすことが可能な点もメリットといえるでしょう。
本格的なコースで練習できる
ハーフラウンドなので、本番ラウンドとは別物として練習に集中できるのもメリットのひとつ。失敗しても練習として割り切れるはずです。
しかもメンテナンスされた本格的なコースなので、実践に近い環境で練習できます。
起伏の激しいアンジュレーションや傾斜のある場所からショットするので、練習場のフラットなマットで打つよりも効果的でしょう。
バンカーや池などのハザードもあるので、本番ラウンドと同じ状況で練習できることも注目ポイントです。
ナイターゴルフで夜でもプレーできる
ゴルフは日が暮れたら終わりというイメージがありますが、夜間のハーフ「ナイターゴルフ」を実施しているコースもあります。
照明設備が整っているので、暗くなってもプレーが可能です。
仕事終わりにサクッとハーフラウンドできるので、普段休みがなかなか取れない人におすすめ。早起きしなくてよいのもメリットになるのではないでしょうか。
また、日中の暑い時間帯を避けられるというメリットもあります。
特に夏は熱中症のリスクが高まるので、気温の下がる夜間に快適なプレーができるのもうれしいですよね。
ゴルフのハーフラウンドで必要な持ち物
ゴルフのハーフラウンドには以下のアイテムを用意しておきましょう。
- クラブ
- ウェア
- グローブ
- ボール
- ティー
- マーカー
- シューズ
- グリーンフォーク
- 着替え
- 汗拭きシート
- ドリンク
ハーフラウンドに必要な持ち物は、基本的に1ラウンドプレーの時と同じです。
ただ、コースによってはお風呂が使えなかったり、時間帯によってコース売店がクローズしていることもあります。
汗拭き用のボディシートや飲み物を持っていくと便利です。
女性はメイク道具も持っておくと、プレー後に予定があっても安心ですね。
ゴルフのハーフラウンドのスコア目安
ゴルフのレベル別に、ハーフラウンドでのスコア目安を通常ラウンド時と比較してみます。
レベル | 通常ラウンドのスコア目安 | ハーフラウンドのスコア目安 |
---|---|---|
初心者 | 120〜150 | 50〜70 |
中級者 | 100〜110 | 40〜50 |
上級者 | 80〜90 | 36〜40 |
プロ | 72以下 | 36以下 |
ゴルフ初心者は、後半になるにつれて体力が持たずスコアが悪くなることが多いです。
しかし、ハーフならプレーするホール数が少ないので、中級者以上のゴルファーとの差が開きにくくなります。
ゴルフ初心者のハーフのスコアはどれくらい?
表の通り、ゴルフ初心者はハーフ50〜70のスコアで回る人が多いです。
プレーするホール数が少ないので、1打のミスがスコアに大きく影響します。中級者のゴルファーでも、50以上叩くことは少なくありません。
初心者は、まずは60台以下で回ることを目標にしてみましょう。ミスを抑えられれば中級者ともいい勝負ができるかもしれませんよ。
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ゴルフのハーフで守るべきマナー
ハーフラウンドで守るべきマナーは基本的に1ラウンドプレーと同じですが、ハーフだからこそ特に気をつけたいポイントもあります。
注意すべきマナーは以下の3つです。
- プレーファストを心がける
- コースの保護を忘れない
- 周りのプレーヤーに配慮する
それぞれ解説していきます。
プレーファストを心がける
ハーフラウンドを利用する人は、ゴルフの時間をあまり取れない人が多いです。
プレーに時間がかかると、せっかくのハーフラウンドのメリットが台無しになってしまいますので、プレーの進行速度には常に気を配るようにしましょう。
ハーフでのプレーはセルフスタイルが一般的です。
そのため、ボール探しやバンカー均しなどは自分でおこなう必要があります。
1打ごとのスピードを早くするだけでなく、スムーズに前に進むことを心がけ、後ろの組を待たせないよう心がけましょう。
コースの保護を忘れない
プレーするコースの保護は、プレーヤーとしての大事なマナー。これはハーフラウンドでも同じです。
安いからと言ってグリーン上を走るなど、芝を傷つけるような行為はNG。
できるだけ目土やディボット跡の修復をおこない、ほかのプレーヤーが楽しくプレーできるよう努めましょう。
少し極端な話ですが、セルフプレーが増えることでコース修繕にかかる費用が増えれば、ハーフ料金が値上げされる可能性もあります。
美しいコースは、「プレーヤーとコースの両者の気遣いで保たれている」ということを忘れないようにしましょう
周りのプレーヤーに配慮する
ハーフラウンドは、家族や友人とのゴルフで利用することも多くなります。
そんな時に気をつけたいのが、大きな声で会話したり騒いだりしないこと。
仲間内でのゴルフは楽しいものなので、プレー中に会話が盛り上がることも多いです。
特にハーフラウンドでは、通常ラウンドよりも体力が残っているので、気付かないうちに大きな声で笑ってしまっていることもあります。
しかし、それはほかのプレーヤーや同伴者の集中を妨げる原因となります。
ショット体制に入ったらしゃべらない、視界に入る場所へ立たないなど、仲間内でも最低限の気遣いは心がけましょう。
安くて時間も節約できるハーフラウンドで気軽にゴルフを楽しもう!
ハーフラウンドは空いた時間を有効活用できるので、気軽に本格的なゴルフを楽しむにはぴったりです。リーズナブルなのでプレー回数も増やせます。
とはいえ、まだゴルフのスキルが十分でない方は、実際のコースでの練習ばかりではスコアが思うようにまとまらず、上達を実感しにくいことも多いはず。
そんなときは、ゴルフレッスンで基礎を固めるのが効果的です。インドアゴルフスクールなら落ち着いた室内で練習でき、スイングの基礎からコース攻略のマネジメントまで細かく指導してもらえます。
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