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ゴルフの練習は自宅でできる?初心者におすすめの練習方法を紹介

平日は忙しくて練習場に足を運べなかったり、毎日練習したくてもお金がかかりすぎたり、ゴルフを練習するのも手間とコストがかかります。しかし、工夫して自宅でも練習ができるようにすれば、そのどちらをも抑えることができます。もちろん練習場のようにクラブでボールを打つ実践練習ができないこともありますが、スイングのチェックやパターの練習をすることで、次の練習やラウンドに役立つスキルを身につけられるでしょう。

この記事では、自宅でゴルフ練習をするメリット・デメリットや、自宅でできるゴルフの練習方法を紹介します。

監修者 野口
自宅でも使用できる練習器具やグッズを使えば有効な練習が可能です。それらを上手に利用して自宅の練習を充実させて、スコアアップを目指しましょう!

自宅でゴルフ練習をするメリット・デメリット

できることは限られますが、自宅でもゴルフの練習はできます。まずは自宅でのゴルフ練習にはどのようなメリットとデメリットがあるのか紹介します。

自宅でゴルフ練習をするメリット

  • 費用がかからない
  • 練習時間の調整がしやすい
  • 人の目を気にせず練習ができる

自宅にあるものを工夫して使えば、練習器具をそろえる必要がないだけでなく、練習場代も節約でき、浮いた分の費用でラウンドを回ることができます。また、練習場までの移動や時間に拘束されることがないため、自分のペースで練習できます。

そして、練習場だとどうしても他人の目が気になる場合があると思います。しかし、自宅での練習であれば、解説書やYouTubeの動画を参考にしながら、周りを気にせずフォームのチェックやイメージトレーニングなどの練習も自由にできます。

自宅でゴルフ練習をするデメリット

  • ボールを打つなどの実践練習が難しい
  • 近所迷惑になる場合がある
  • 自分のスイングが正しいかの判断が難しい

自宅のゴルフ練習はできる環境が限られているので、ボールを打つなどの実践練習が難しい場合があります。庭があれば、簡易練習場を作ってネットに向かって打つことでインパクトの練習やマットでボールを打つ練習ができます。しかし、当たる音がうるさくて近所迷惑になることもあります。

また、部屋の中でボールを打たずにフォームを確認する練習も効果的ですが、初心者の方はどのようなフォームが正しいのか理解するのが難しく、誤ったフォームを覚えてしまうこともあります

正しいフォームで打てるようになるまでは、ゴルフスクールに通うことがおすすめ。自宅での練習は、覚えたことを反復する時間にするとよいでしょう。

部屋の中でできるゴルフの練習は?

庭など自宅での練習に適した環境がない方は、部屋の中で、工夫して練習をしましょう。ここで、室内でできる練習を3つ紹介します。

パターマットを使ったパターの練習

費用3,000円~10,000円
実践難易度
練習の効果
用意するもの2m程度のパターマット

部屋の中でパター練習をする場合は、グリーンの転がり方とは異なるため感覚がつかみにくいですが、パターマットがあれば感覚がつかめます。

しかし、部屋があまり広くなければ2mほどの短いパターマットになり、ショートパットの練習だけになります。

自宅に車が駐車できるスペースがあれば5m程の人工芝でも練習ができます。練習するときには全て同じ距離から打つのではなく、距離を変えることで距離感が養われるでしょう。

タオルを活用したスイングの練習

費用0円
実践難易度
練習の効果
用意するものタオル

自宅にスイング(素振り)の練習器具があれば、より効果的です。しかし、それがなくても練習できます。用意する練習器具は長さが70㎝くらいのタオルです。

▼タオルを使った練習方法の一例

  1. 両脇にタオルを挟みます。
  2. いつもの通りにスイング(素振り)します。
  3. フィニッシュまでタオルが脇から落ちなければ継続し、落ちてしまったならフォームの修正をします。

ゴルフのスイングは脇を締めることが大切だといわれています。脇が開いたままのスイングは腕に力が入らず、スイングプレーンも定まらないためです。部屋の中で素振りの練習をするなら、タオルを使い、脇が開いたフォームを矯正するのがよいでしょう。

この練習を繰り返して、慣れてきたら練習場でタオルを脇に挟んだままボールを打ってみるのもおすすめです。

マットと座布団を使うアプローチの練習

費用1,000円~3,000円(マット購入費)
実践難易度
練習の効果
用意するものマット、大きめの座布団

部屋の中でゴルフのアプローチ練習をするとマンションなどでは、下の階に迷惑がかかります。

そんなときは、練習場にあるような人工芝のマットと、ボールを受ける座布団などを使いましょう。マットの下にタオルを敷けば防音効果はさらに高まります。ミスショットをしても問題がないように、座布団も少し大きめのものがよいでしょう。

アプローチ練習の距離は部屋のサイズにもよりますが、グリーンエッジから狙う2m程度なら大きな音がしないので、迷惑をかける可能性が低いです。

ゴルフクラブを使ったフォーム矯正

費用0円
実践難易度
練習の効果
用意するものゴルフクラブのウェッジ

部屋の中でゴルフスイングの練習をする際は、ゴルフクラブを使い正しいフォームを作ることが大切です。

この練習の目的は、正しい体の姿勢と角度を作ることなので、練習器具はゴルフクラブのウェッジを用意します。右打ちの方はウェッジを左手に持ち、背中に当ててお尻と肩に当たるようにします。

そのまま右手を回してスイングする時と同じように体を回転させます。アドレスを取りテイクバックからインパクトまでウェッジのシャフトがお尻と肩についたままで、ゴルフクラブの角度が変わらなければ姿勢と体の角度が正しくキープされていることになります。

★部屋の中でのゴルフ練習に便利な器具・グッズ

部屋の中でのゴルフ練習に便利な器具としてスイングトレーナーがあります。ここで2種類のスイングトレーナーを紹介します。

手打ちの矯正におすすめのスイングトレーナー

長さが70㎝ほどで、ゴルフクラブの2倍位の重量があるスイングトレーナーです。ゴルフクラブはドライバーが300g、アイアンが400gくらいと軽量のため体全体を使わなくてもスイングができます。

そのため、ボールを飛ばそうと腕の回転だけで打つ手打ちになりがちです。しかし、この器具はゴルフクラブよりも重いため、腕の力だけではスイングができません。体の体重移動と腕も回転のバランスがとれたときにスイングをすることができるため、手打ちの矯正にはおすすめの器具です。

シャフトのしなりを感じるスイングトレーナー

ゴルフスイングで大切なのは体の「ため」といわれます。体のためを作るにはダウンスイングが始動するときに下半身からスタートし腰、肩そして腕が回転します。インパクトのときに右打ちの方は左足に体重が移動して、腕が後からついてくることでヘッドスピードが加速します。

この時にシャフトが後方にしなり、インパクト後に前方にしなることでヘッドスピード以上の飛距離が出ます。この練習にはゴルフクラブより長さが短いスイングトレーナーが最適です。体のためがないスイングではシャフトがしならないため、正しいスイングバランスをマスターするには最適な器具といえます。

庭があればやりたいゴルフの練習は?

部屋の中でできる練習もありますが、どうしても素振りやフォームの確認など小規模な練習に限られます。

しかし、もし自宅に大きめの庭があるなら、より実践的なゴルフの練習ができますよね。部屋の中での練習とはどれくらい違うのか、庭でできるゴルフ練習について紹介します。

監修者 野口
広い庭じゃなくても、スペースを有効活用すれば十分なトレーニングができますよ!

ゴルフクラブを使った素振り

費用0円
実践難易度
練習の効果
用意するものゴルフクラブ

ゴルフの練習で欠かせないのが、ゴルフクラブを使った素振りの練習です。ゴルフクラブを使う素振りは、アイアンでも天井の高さが2m50㎝ほど必要になるので、部屋の中で行うには危険です。

素振りはクラブを振り回すだけでなく、解説書などで学んだことを繰り返し行うことで正しいスイングが身につきます。ゴルフクラブを使った素振りの練習は部屋の中では難しいので、庭に素振りができるスペースがあれば実践しましょう。

素振り練習はスイングするだけでなく、携帯などで自分のスイングの動画を撮影すると修正ポイントが分かるため効果的です。

庭の広さを活用したアプローチの練習

費用3,000円~30,000円
実践難易
練習の効果
用意するものアプローチマットとネット

自宅に車1台分の長さの庭があればアプローチ練習が可能です。

練習器具としてはボールを載せるマットとネットがあれば十分です。アプローチの練習は狙った距離に打てるようになることが目的ですが、数種類のクラブを使い分けることでボールの打ち出し角度がかわり、多彩なアプローチショットが身につきます。

ちなみに、アプローチはゴルフのスコアアップには欠かせないショットです。プロゴルファーや競技会に出るアマチュアは多くの時間をアプローチ練習に費やしますが、一般のゴルファーはフルスイングの練習に時間をかける方が多いようです。

★庭でのゴルフ練習に便利な器具・グッズ

  • ターゲット用の布
  • ボールとマットが付いたスイング用マット

自宅に割と広い庭がある方なら、ターゲット用の布を使った練習ができます。ターゲットに向かって実際にボールを打てるので、練習場と同じような実践練習ができるでしょう。

それほど庭が広くない場合は、ボールとマットが付いたスイング用マットがおすすめです。マットの上に宙づりになったボールがあり、ボールを打つと回転するため飛んでいくことはありません。どちらも実際にボールが打てるおすすめの器具やグッズです。

自宅用のゴルフシミュレーターなら、何ができる?

自宅で実践に近い練習ができる、ゴルフシミュレーター。実はゴルフスクールにあるような大型のものだけでなく、自宅で使える小型のものもあります。

自宅で使えるゴルフシミュレーターの場合、どのような活用ができるのでしょうか。

ゴルフシミュレーターが自宅にない場合は近くのゴルフスクールでの練習がおすすめ。シミュレーターを使った正しい練習方法が身につきますよ!

飛距離のチェック

自分の飛距離がどのくらいなのかは誰もが気になるところではないでしょうか。ドライバーの飛距離だけでなく、アイアンなどの飛距離が分かればスコアアップにつながります。練習場やゴルフコースでなくても、ゴルフシミュレーターを使えばすぐに飛距離が分かります。

アプローチショットの距離感トレーニング

ゴルフシミュレーターは飛距離を確認するだけでなくアプローチ練習にも役立ちます。ゴルフシミュレーターの前でスイングするだけで狙ったポイントと同じなのか確認できます。

特にフルスイングしない距離感が難しいのでゴルフシミュレーターを使えばハーフショットの練習ができます。

ボールコントロール

プロゴルファーは1つのクラブの入射角やヘッドの向きを変えることで、ボールを曲げたり高低のコントロールができます。アマチュアが同じようにコントロールするのは難しいですが、ゴルフシミュレーターを使えば、クラブのロフト角と打ち出し角度の関係が確認できます。ラウンドの時にこの関係を知っていればクラブ選択の参考になるでしょう。

初心者は自宅でのゴルフ練習以外もおすすめ!

自宅での練習ももちろん効果的ですが、正しい技術を習得する場も大切です。そこで有効なのが、気軽に通えるゴルフスクールです。ここで、初心者が自宅で練習するリスクとゴルフスクールの有用性について説明します。

初心者が自宅で練習をするリスク

ゴルフ初心者の方ほど、間違った練習方法で間違った技術を磨いてしまいがち。例えば、正確なスイングのために「窮屈な動き」が必要なところで、「楽な動き」を追求してしまうケースなどがそれにあたります。

初心者が自宅で、そして独学で練習するリスクは、間違ったスイングを覚えてしまうことです。初心者が解説書などを見ながら真似をするのはするのは難しく、客観的に自身の動作を把握するのも困難でしょう。

ゴルフのスイングは一度身についてしまうと修正するには時間がかかります。初心者が自宅で練習するには正しいゴルフスイングを理解している方に指導してもらうことがおすすめです。

最寄りのゴルフスクールを活用しよう!

初心者が正しいゴルフスイングをマスターするには最寄りのゴルフスクールに通うのが最も効果的です。以前はティーチングプロなどにレッスンを受けるときには、プロの経験からフォームを指導されることがあり、自分に合わないフォームになることもありました。

しかし、現在のゴルフスクールは生徒の性別や体形などを考慮して最適なフォームになるように指導してくれます。

このように初心者がゴルフの練習を独学で行うと、間違ったフォームが身についてしまう場合があります。ゴルフを始めた時に正しいフォームを身につけることが大切ですので、ゴルフレッスンに通いつつ、練習場や自宅で反復練習することが上達には望ましいといえるでしょう。

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