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ゴルフで左足首が痛い場合に考えられる原因。痛みへの適切な対応も紹介

ゴルフをしている人のなかには、左足首に痛みを感じている人もいるでしょう。

足をひねったり、くじいたりしていないのに痛みがあるなら、原因はスイングにあるかもしれません。

この記事では、ゴルフで左足首が痛む原因と対処法を解説します。

左足首だけでなく、右足首の痛みや左足外側の痛みなどについても触れるので、ゴルフが原因で体に痛みを感じている方はぜひ参考にしてください。

STEPGOLF毛利隆彦
監修者 毛利
左足首に限らず、ゴルフでの痛みには必ず原因があります。どのような場合にどんな痛みが発生するのか理解しておきましょう!

ゴルフで左足首が痛くなるのはよくあること?

ゴルフはほかのスポーツと比べると、「怪我をしにくい」と思われがちですが、スイングする際には体に大きな負荷がかかるため、必要な筋肉が足りていなかったり、スイングが誤っていたりすると、怪我をすることもあります。

そのなかでも、左足首は痛みを生じやすい部分。スイング時に体重移動や地面の蹴り上げを繰り返すことで靭帯や筋肉に負荷がかかり、強い痛みを感じる場合があります。

左足首へのダメージは徐々に蓄積されていくため、ゴルフ初心者だけでなく中級者以上のゴルファーにも起こる怪我です。

頻繁に練習やラウンドを行う人は、ダメージや疲労の蓄積で左足首を痛めることが多い傾向にありますが、初心者はスイングが原因で痛みが生じている場合も考えられます。

ゴルフ後、左足首が痛い場合に考えられる原因

ゴルフの練習後やラウンド後に左足首が痛くなるのは、スイングや足首周りの筋力などに原因があることが考えられます。

具体的な原因は以下の3つです。

  • スイング時に下半身の回転が止まっている
  • フィニッシュ時に足がめくれている
  • 足首の柔軟性が不足している

順に詳しく解説します。

スイング時に下半身の回転が止まっている

スイング時に下半身の回転が止まっていると、上半身だけでクラブを振ることになり、スイングの勢いで左足首に過度な負担がかかります。

これは、スイングフォームが定まっていない初心者の方に多くみられる動きです。

ゴルフは、下半身主導のスイングが基本とされています。腕や肩の上半身だけで回転すると、スイング時に左足首をひねり、怪我の原因になります。

スイングするたびに左足首に負荷がかかり続けることになるので、早めにスイングを改善しましょう。

フィニッシュ時に足がめくれている

右利きの場合、フィニッシュで左足に体重を乗せるのが正しいスイングですが、このときに左足がめくれすぎると足首を痛めやすくなります。

左足のめくれとは、フォローからフィニッシュにかけて左足親指側の側面が地面から離れる動きのこと。左足首を内側にねじるような動きです。

ゴルフスイングはトップの位置で重心が右足に乗り、ダウンスイング以降で左足に重心を移動させるため、スイングの勢いで多少左足がめくれるのは問題ありません。

しかし、過度にめくれると小指側の側面に全体重が乗り、スイングの回転力も加わって左足首に大きなダメージを受けます。

こういった動きは、ボールを遠くに飛ばしたいという気持ちが強いと起こりやすく、過度な体重移動やオーバースイングが原因となっていることが多い傾向にあります。

足首の柔軟性が不足している

左足首を痛めやすい人の傾向として、そもそも足首周りの関節や筋肉に柔軟性がないことが挙げられます。

スイングには足首をひねる動作が伴うので、足首に柔軟性がない人は靭帯や健を痛めやすくなるでしょう。

足首周りの柔軟性を高めるため、ストレッチやエクササイズを行うのがおすすめです。

また、練習やラウンドの前には必ず足首をほぐすように準備運動を行いましょう。

普段スニーカーなどで練習している人は、足首の動きをサポートするシューズに変えるだけでも怪我をしにくくなります。

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特に左足首の外側が痛い場合に考えられる原因は?

左足首の外側が痛む場合、考えられるのは「足関節内反捻挫」という怪我です。

いわゆる捻挫の9割を占めるともいわれており、足首を内側にひねり足関節外側の組織を損傷することで生じます。

この原因として最も多いのが、前章でお伝えしたフィニッシュでの左足のめくれです。

インパクトで体がターゲット方向へ突っ込む癖がある人は要注意。上体が左へスウェーするとフィニッシュで体を支えられず、左足首にかかる負担が大きくなって捻挫を引き起こす原因となります。

ゴルフ後、右足首が痛い場合に考えられる原因

右足首に痛みを感じる場合は、足首内側組織の損傷である「外反捻挫」の可能性があります。

これは、足首内側にある三角靭帯を損傷すると起こる怪我です。

右足首を痛める原因は、ダウンスイングからフォローにかけて、右足に体重が残ったままスイングしていることが考えられます。

右足に体重が残っていると、フォローで右足首の靭帯が引っ張られてダメージを受けるため、外反捻挫を引き起こすのです。

バックスイング時に右へスウェーする人や、両足の重心軸が逆になるリバースピボットの癖がある人にみられる動きのため、改善するには正しい体の回転方法を習得する必要があります。

ゴルフで左足首が痛くならないようにするスイングのコツ

左足首に痛みがあり、スイングがままならないという方も多いでしょう。

そういった方は、以下の3つのコツを意識することで痛みを和らげる効果があります。

  • 左足つま先を外側へ向ける
  • 下半身主導でスイングする
  • コンパクトなスイングを心がける

それぞれ解説します。

左足つま先を外側へ向ける

フィニッシュ時に左足首が痛む場合は、左足のつま先をやや外側に向けて構えてスイングしてみましょう。

左足のめくれが抑えられるため、足首にかかる負担が最小限になります。

バックスイング時に左膝が右へ流れるのを防ぐ効果もあるため、右へスウェーする癖のある人にも効果的です。

ただし、つま先が外を向いた分バックスイングで体を捻転しにくくなるため、手打ちにならないよう注意しましょう。

下半身主導でスイングする

左足首の負担を減らすには、下半身主導のスイングを心がけることが大切です。

先述したとおり、スイング時に下半身の回転が止まっていると上半身だけでクラブを振ることになり、フォローからフィニッシュで左足首に大きな負荷がかかります。

下半身主導のコツは、左足で地面を蹴る動作をテークバックのきっかけにすること。

下半身の動きに続いてクラブが上がるようにバックスイングを行いましょう。

トップからの切り返しでは、左足で地面を踏み込んでからダウンスイングに入ることで、下半身が先行したスイングができます。

コンパクトなスイングを心がける

左足首の痛みが強い場合は、症状を悪化させないためにフルスイングは避けましょう。

腰から腰までのハーフショットや、フルスイングの4分の3の振り幅で打つスリークォーターショットなど、コンパクトなスイングを心がけることが大切です。

このときも、腕や手でクラブを振るのではなく、体を回転させたボディターンのスイングを心がけてください。

足首への負担軽減だけでなく、ビジネスゾーンでのフェース管理や体の動かし方も身につきます。

また、ミート率を上げることができるため、ラウンド時も大きな飛距離ロスにはなりません。

ゴルフ後に左足首が痛くなったときの適切な対応

ゴルフ後に左足首に痛みや違和感を感じた場合は、適切な処置を行うことで回復を早めることができます。

以下の3つの対応方法を心得ておきましょう。

  • サポーターを巻く
  • 捻挫の場合は患部を冷やす
  • 医療機関を受診する

順に解説します。

サポーターを巻く

左足首に痛みがある場合は、靭帯や腱を損傷している可能性が高いため、足首を固定して安静にする必要があります。

サポーターやテーピングを使い、足首周りに負担がかからないよう補助するのがおすすめです。

足首周りの動きを制限できるため、症状の悪化や再発を防ぐ効果があります。

捻挫の場合は患部を冷やす

体重をかけると痛む場合や歩くたびに痛む場合は、足首を捻挫している可能性があります。

この場合、まずは患部をよく冷やすことが重要。

氷をビニール袋に入れ、しばらく足首に当てて冷やしましょう。軽度の捻挫の場合で氷が用意できないときは、湿布を貼っておく方法もあります。

十分に冷やした後は、サポーターやテーピングで固定し、足を高くして休息させましょう。

医療機関を受診する

前述の対応はあくまで応急処置のため、痛みがひどい場合は早めに病院を受診してください。

足首の捻挫は軽くみられがちですが、程度によっては靭帯が致命的なダメージを受けている場合もあります。

また、捻挫した箇所の関節が変形すると、同じ場所の捻挫を何度も繰り返すようになってしまうため、整形外科などで適切な処置を受けるのが安心です。

【部分別】ゴルフによる左足の痛みの原因

ゴルフでは、足首以外の部位にも左足に怪我をすることがあります。

ここでは、以下の3つの部位に分け、ゴルフで左足に感じる痛みの原因を解説します。

  • 左足の外側の痛み
  • 左股関節(付け根)の痛み
  • 左膝(内側)の痛み

左足の外側の痛み

左足の外側が痛むのは、バックスイングで左膝を内側にひねるように動かしていることが原因です。

左足首の痛みを軽減するスイング法として、左足のつま先を外側に向ける方法を紹介しましたが、この状態で左膝を内側に無理矢理動かそうとすると、左足外側の靭帯や筋を痛める原因となります。

バックスイングでは左膝を右方向ではなく、前方(ボール方向)へ動かすようにしましょう。

左股関節(付け根)の痛み

左股関節(付け根)が痛むのは、股関節が可動域を超えて回転していることが原因です。

本来股関節は横に回転する構造になっていないため、筋力や柔軟性のない人が無理に回転させようとすると関節に負荷がかかり、痛みとなって現れます。

スイング時に腰を回転させる意識が強いとこの症状は起こりやすいため、自分の股関節の可動域を把握したスイングを習得しましょう。

また、ストレッチなどで股関節周りの柔軟性を高めることも効果的です。

左膝(内側)の痛み

スイング時に左膝の内側が痛む場合は、ダウンスイングからインパクトにかけて体がスウェーしていることが考えられます。

トップからの切り返しで体重移動を行いますが、このときに体が流れ、左膝の内側で踏ん張ることが膝を痛める原因です。

左へスウェーしてしまう人は、左足のつま先を内側に向けてスイングするドリルがおすすめ。

フォローでも体が流されないため、体の軸を保ったスイングが身につきます。

また、左膝外側の筋力アップも効果的。トレーニングで下半身を鍛えるのも、スウェーを防ぐ手段の1つです。

正しいゴルフスイングや練習法はゴルフスクールで学ぼう◎

左足首が痛くなる原因は、柔軟性だけでなく、スイングに問題がある場合も少なくありません。

負担がかかりにくい正しい体の使い方を習得し、柔軟性を高めるストレッチやエクササイズを行うことで、足首などの痛みが出ることなくゴルフを楽しめます。

正しいスイングを覚えて長くゴルフを続けたい方は、プロにスイングチェックしてもらうのがおすすめです。

ゴルフスクールでは正しいスイングはもちろん、1人で行えるストレッチやトレーニングの指導も受けられるため、怪我のリスクを減らして上達を目指せます。

体に深刻な痛みが出る前に、プロのレッスンで正しいスイングを身につけましょう。

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まずは雰囲気を味わいに足を運んでみてくださいね。

左足首に痛み
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