iPhoneと連携して、通知の確認や心拍数や運動負荷の測定などの健康管理に役立つアップルウォッチ。近年では、アップルウォッチを活用できるゴルフアプリも続々登場しています。
例えば、スコア管理やGPSを用いたコースマップ、スイング解析機能など、ゴルフをする人にとってはうれしいものばかりです。
そこで本記事では、ゴルフ×アップルウォッチをテーマに、活用できるアップルウォッチの機能やアプリについて細かく解説していきます。
アップルウォッチの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
アップルウォッチ(Apple Watch)をゴルフで活用する人が増加中
アップルウォッチとは、Apple社が販売するスマートウォッチです。
アップルウォッチは通常、iPhoneをはじめとするアップル製品と連携させることで機能を発揮します。例えば、ヘルスケアや電話、メール機能の連携など、幅広い用途で活用できる点が特徴です。
さらに、昨今ではゴルフでアップルウォッチを活用する人が増加中です。ラウンド中はもちろん練習時でも役立つ機能があり、ゴルフライフの相棒としてアップルウォッチを活用している人は少なくありません。
距離計やスコアカウンターなど、ゴルフをするうえで役立つ機能はもちろんのこと、健康維持の一環でゴルフを嗜んでいる人にとっても、アップルウォッチの健康管理機能は魅力的です。
ゴルフでの活用に便利なアップルウォッチの機種
ゴルフで活用するのに便利なアップルウォッチをそれぞれの特徴とともに表にまとめました。
機種 | Apple Watch Ultra 2 | Apple Watch Series 10 | Apple Watch SE |
---|---|---|---|
価格(税込) | 128,800円 | 59,800円 | 34,800円 |
耐水性能 | ・100メートル (水深40メートルまでのダイビングに対応) | ・50メートル ・水深計:最大6メートル | 50メートル |
バッテリー駆動時間 | 最大36時間 低電力モード時最大72時間 | 最大18時間 低電力モード時最大36時間 | 最大18時間 |
参考:Apple Watch Ultra 2を購入|Apple
Apple Watch Ultra 2はスポーツシーンに特化したアップルウォッチで、耐水性やバッテリー駆動時間など、基本的な性能が高いモデルです。ゴルフのスイング解析やGPS距離計としても高い性能を誇ります。
一方、Apple Watch Series 10は基本性能が高く、バランスが取れたモデルです。ゴルフだけでなく普段使いでもさまざまな機能を活用できます。
Apple Watch SEは手軽な価格が魅力のモデルです。ポップで親しみやすいデザインと低価格により、初めてアップルウォッチを利用する方でも気軽に購入できるでしょう。
ゴルフでアップルウォッチを活用するメリット・デメリット
ここでは、ゴルフでアップルウォッチを活用するメリットとデメリットを紹介します。
メリット
ゴルフでアップルウォッチを活用するメリットは以下のとおりです。
- ラウンド中のスコア管理が手軽になる
- ラウンド中に残り距離や飛距離の管理ができる
- 高価な機材を用いなくてもスイング分析ができる
- 天気や風向きを手軽に確認できる
- ハンズフリーで使える
アップルウォッチをゴルフのラウンド中に活用すると、簡単にスコアやデータを管理できます。スコアカードやスマートフォンを手に持たず、手軽にパット数やショット数を記録できます。
さらに、距離表示と風向き予報を併用すればコース攻略にも役立ちます。どうしてもラウンド中は感覚で進めることが多いですが、アップルウォッチがあればデータをもとに戦略的な作戦を立てられます。
また、一部のゴルフアプリや連携デバイスを活用することで、スイングデータを記録したり、分析したりも可能です。ラウンドだけでなく練習場でも役立つのに加え、特定のスイング分析機器を購入する必要もない点がメリットです。
デメリット
ゴルフでのアップルウォッチの利用には、さまざまなメリットがありますが以下のように、注意すべきポイントもあります。
- 使用中は破損や故障が気になる
- バッテリーの消耗には注意が必要
- ゴルフの公式ルールでは使用できない機能もある
- 通知により集中力が妨げられる
アップルウォッチは数万円〜数十万円する高価な機器であり、腕に付けたままゴルフをすれば少なからず故障や傷が気になる方もいるでしょう。防水性能が高いモデルも発売されていますが、雨の日などは本当に大丈夫か気になってしまう人もいるはずです。
また、アップルウォッチは電子機器であるため、充電が必須です。ゴルフは長時間プレーするのが一般的なので、充電を忘れるとプレー中に電池切れになるおそれもあります。特にGPSアプリや複数のゴルフアプリを同時に使っていると電池の消耗が早まります。
さらに、競技ゴルフなどでは、距離計等の使用は制限されているため、日ごろから使うことが癖になっている場合は、公式の大会などでは不便に感じることがあるかもしれません。
加えて、アップルウォッチにはLINEやSNSなどの通知機能もあります。基本的にはスマートフォンを見ずに通知を得られる便利なシステムですが、まさにショットをするタイミングなどで通知がくるとプレーに支障をきたす可能性もあります。
ゴルフに活用できるアップルウォッチの機能
アップルウォッチはゴルフシーンで活用できる幅広い機能を備えています。
ここでは、ゴルフで活用できるアップルウォッチの機能を紹介します。
スコア入力やGPS距離計は特に人気が高い機能なので、気になる方はぜひ試してみてください。
GPS距離計
アップルウォッチはGPS機能を搭載しており、コース上の距離を正確に計測できます。例えば、グリーンまでの距離(フロント・センター・バック)やハザードまでの距離がリアルタイムで確認できます。
ラウンド中の主な計測対象は以下のとおりです。
- グリーンセンター
- グリーンエッジ
- バンカー
- 池
これらの距離が把握できれば、より綿密なコースマネジメントができるようになります。
コースレイアウト表示
GPS距離計と連動することでコースの全体マップやコースレイアウトの確認ができるアプリがあります。
コースレイアウトを確認すれば、ショットの計測を立てやすくなるでしょう。
飛距離計測
飛距離計測器は、GPSを用いて自身のショットの飛距離を計測してくれます。
ラウンド時に飛距離計測を使うことで、リアルタイムでショットの飛距離を把握できます。
実際のラウンドと練習場では飛距離が変わる方もいるため、ラウンド時の飛距離計測は貴重なデータとなるでしょう。
ただし、飛距離計測器はGPSのデータと連動しているため、利用するにはショット前とショット後にボールの位置にいることが条件です。シミュレーションゴルフのようにショット後すぐにデータが出るわけではありません。
スコアカウンター
アップルウォッチのカウンター機能を活用すれば、ホールごとのスコアをラウンド中に手間なく記録できます。
ゴルフは打数を重ねるほどスコアのカウントを忘れやすくなるため、余裕がない初心者の方には特におすすめです。
また、フェアウェイキープ率やパーオン率、パット数など、詳細な記録も手軽に記録できるため、後から自分のプレーを客観的に分析することも可能です。
スコアデータを蓄積することでハンディキャップや平均スコアも分かるため、アップルウォッチを利用する方はぜひ試してみましょう。
スイング分析
ジャイロスコープ付きのアップルウォッチを利用すれば、自身のスイング軌道を分析できます。
また、スイングの速度、テンポ、角度などを測定できるゴルフアプリやセンサーと連携することで、より詳細なデータも得られます。
シミュレーションゴルフやスイング分析機ほど高性能ではありませんが、簡単に利用できる分、多くの方が活用できるでしょう。
ヘルスケア機能
アップルウォッチのヘルスケア機能を活用すれば、歩数や消費カロリー、心拍数が計測できます。
自身の健康管理はもちろんですが、ラウンド中のリズムを整えるためにも活用できます。
例えば、心拍数の高まりを確認すれば、自身が冷静さを失っていたり、移動で息が上がっていたりする状況にも気付けるでしょう。
リアルタイムの天気予報・風速確認
アップルウォッチの天気アプリを活用することで、ラウンド中の天候変化を確認できます。風速や降水確率など、プレーに影響を与える要素を事前に把握できます。
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アップルウォッチで使えるおすすめのゴルフアプリ7選
ここでは、アップルウォッチで使えるおすすめのゴルフアプリを7つ紹介します。
ゴルフな日Su
対応デバイス | ・iPhone iOS 13.0以降 ・iPod touch iOS 13.0以降 ・Apple Watch watchOS 5.3以降 ・Apple Vision visionOS 1.0以降 |
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主な機能 | ・GPS距離測定 ・ハザード距離表示 ・自動ホール切替 ・プランニングモード ・高低グラフ ・風向き・天気 ・測定履歴表示 ・ゴルフ場情報 |
料金 | 月額360円(最初の1ヶ月無料) |
アプリ内課金 | あり |
「ゴルフな日Su」は、ホール全体の起伏まで詳細な情報を確認できるGPSゴルフナビアプリです。
従来のアバウトな高低差表示ではなく、ヒートマップのように色分けしてコース全体の高低差が表示されます。
さらに、風向きメーターやピンポイント天気予報も確認できるため、「ゴルフな日Su」だけあればコースマネジメントに必要な情報が入手できるともいえるほどです。
シンプルなデザインとワンタッチで切り替えができる使いやすさも特徴で、初めての方でもすぐに使いこなせるでしょう。
楽天ゴルフスコア管理
対応デバイス | ・iPhone iOS 14.0以降 ・iPod touch iOS 14.0以降 ・Apple Watch watchOS 8.0以降 |
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主な機能 | ・スコア入力 ・GPSコースマップ ・リーダーボード・チャット ・フォトスコアカード ・スコア分析 ・スイング解析(ベータ版) ・高低差計測 ・飛距離計測 ・ショットコンパス ・クラブごとの飛距離分析 ・ハンディキャップ機能 |
料金 | 無料 |
アプリ内課金 | なし |
「楽天ゴルフスコア管理」は、ゴルフに関する幅広いサービスが整ったアプリです。
アップルウォッチ対応のスコア管理機能やGPSコースマップ、スマートフォンで撮影したスイング映像の解析機能を活用できます。
スイング解析とスコア管理、GPSコースマップのすべてを利用できるため、複数のアプリをダウンロードする必要がありません。
また、ゴルフ場予約アプリ「楽天GORA」と連携すれば、アプリ内バーコードを見せるだけでゴルフ場にチェックインできる「楽天チェックイン」も利用できます。
1つのアプリで豊富な機能を活用したい方は、楽天ゴルフスコア管理を利用してみましょう。
スマートゴルフナビ
対応デバイス | ・iPhone iOS 12.0以降 ・iPod touch iOS 12.0以降 ・Apple Watch watchOS 4.0以降 ・Apple Vision visionOS 1.0以降 |
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主な機能 | ・アジャストライン ・残yard表示 ・グリーン表示機能 ・ショットレーダー |
料金 | 月額240円(税込) |
アプリ内課金 | あり |
「スマートゴルフナビ」は、アップルウォッチ対応のGPSゴルフナビです。
日本国内にあるほぼすべてのゴルフ場が登録されており、スマートフォンの簡単操作でナビゲーションを開始できます。
さらに、アップルウォッチと連動させれば、コースマップやショットレーダー、コースの向きを確認するアジャストラインを1画面で確認できます。
また、ピンポジション登録コースでのプレーなら、その日のピンまでの距離も確認可能です。
「スマートゴルフナビ」には、ピン位置やコースの向きなど、ほかのGPSゴルフナビにない機能があります。
Aiキャディ
対応デバイス | ・iPhone iOS 12.0以降 ・iPod touch iOS 12.0以降 ・Apple Watch watchOS 5.0以降 ・Apple Vision visionOS 1.0以降 |
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主な機能 | ・予想着地点付近の高低差表示 ・予想着地点付近かたピンまでの飛距離 ・推奨クラブの平均飛距離 ・推奨クラブでの飛距離予測 ・AIによるベストクラブ推奨 |
料金 | ・1カ月:240円(税込) ・1年:2,400円(税込) |
アプリ内課金 | あり |
「Aiキャディ」は、AIによるサポートが特徴のGPSゴルフナビです。
通常のGPSゴルフナビ機能に加えて、AIによるおすすめクラブ表示や詳細な高低差表示、過去のラウンド履歴を確認できます。
クラブ別の詳細なデータを蓄積することで、AIのサポートの制度が向上します。
また、過去のショットデータを確認できるゴースト機能を活用すれば、ミスの傾向や苦手なシチュエーションも把握できるでしょう。
GN+ゴルフスコア管理
対応デバイス | ・iPhone iOS 14.0以降 ・iPad iPadOS 14.0以降 ・iPod touch iOS 14.0以降 ・Mac macOS 11.0以降とApple M1以降のチップを搭載したMac ・Apple TV tvOS 9.2以降 ・Apple Watch watchOS 7.0以降 ・Apple Vision visionOS 1.0以降 |
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主な機能 | ・スコア管理 ・ムービースコア ・AIスイング分析(ベータ版) |
料金 | 無料 |
アプリ内課金 | あり |
「GN+ゴルフスコア管理」は、スコア管理やAIスイング分析、コースナビ機能を利用できるアプリです。
アップルウォッチでは、スコア管理やコースナビが利用でき、詳細なショットデータの入力もできます。
さらに、スマートフォンアプリではスコアの推移も確認できるため、自身の成長過程を簡単に確認できます。
また、フォトスコアやムービースコア機能を活用すれば、SNSに投稿するおしゃれなスコアカードも作成可能です。
ゴルフスコアカウンター
対応デバイス | ・iPhone iOS 11.0以降 ・iPod touch iOS 11.0以降 ・Mac macOS 11.0以降とApple M1以降のチップを搭載したMac ・Apple Watch watchOS 7.0以降 ・Apple Vision visionOS 1.0以降 |
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主な機能 | ・スコアカウント ・位置記録機能 ・一時停止・再開機能 ・ギア・ペナ記録機能 ・ゴルフ場名・コースPAR・プレー日時・メモ編集機能 |
料金 | 490円 |
アプリ内課金 | なし |
「ゴルフスコアカウンター」は、ラウンド中に手間をかけず打数をカウントできるアプリです。
スマートウォッチを約1秒操作するだけで打数のカウントができるため、ラウンド中に打数を忘れる心配がありません。
また、打数をカウントするだけでショットごとの飛距離も把握できるため、スコアの分析にも役立ちます。
Zepp Golf
対応デバイス | ・iPhone iOS 9.0以降 ・iPad iPadOS 9.0以降 ・iPod touch iOS 9.0以降 ・Mac macOS 11.0以降とApple M1以降のチップを搭載したMac ・Apple Watch watchOS 4.0以降 |
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主な機能 | ・自動スイングビデオの録音と編集 ・ハイライトビデオ作成 ・スコアカード ・ゼップコミュニティ ・リーダーボード ・スマートコーチトレーニングシステム ・プライマリリアルタイムスイングメトリック ・コースと走行距離によるスイング解析 |
料金 | 無料 |
アプリ内課金 | あり |
「Zepp Golf」は、アップルウォッチを活用できるスイング計測アプリです。
スイングリズムやスイング軌道を計測できるため、通常の練習では気付けない自身の癖も把握できます。
ゴルフにおいてスイングリズムは重要なポイントであり、アプリを活用すれば安定感の向上にもつながるでしょう。
さらに、手の動きのスピードも確認できるため、飛距離向上の練習にも役立てられます。
ゴルフでアップルウォッチを活用する際によくある質問
最後に、ゴルフでアップルウォッチを活用する際によくある質問に回答していきます。
ゴルフ中にアップルウォッチを使用したら壊れる?
ゴルフ中にアップルウォッチを使用しても、基本的には壊れる心配はありません。
近年のモデルは防水性能も高まっており、雨の日に使用しても問題ないでしょう。
ただし、精密な電子機器であるため、強い衝撃を与えると壊れるおそれがあります。また、雨は大丈夫でもドロなどの汚れが染み込むと故障する可能性もあります。
ゴルフでアップルウォッチを活用する場合に適しているバンドは?
ゴルフでアップルウォッチを活用する際は、ラバー製のバンドがおすすめです。
ラバー製のバンドは水濡れや衝撃に強く、スポーツシーンで使いやすいタイプです。
また、軽い付け心地も魅力で、プレー中でも違和感なく使えるでしょう。
ガーミン(Garmin)とどっちがおすすめ?
スマートフォンがiPhoneならアップルウォッチ、Androidならガーミンを使用するのがおすすめです。
上記の組み合わせのほうが互換性が高く、性能を最大限に発揮できます。
ただし、必ずしもこの組み合わせにする必要はなく、使用したいモデルがある場合は自由に選んでも問題ありません。
スキルアップしてゴルフをもっと楽しむなら、ゴルフスクールに通うのもおすすめ◎
本記事では、ゴルフで活用できるアップルウォッチについて解説しました。
アップルウォッチには、ラウンド中や練習中に活用できるアプリが豊富にあり、有効活用すれば快適なラウンドやスキルの向上につながるでしょう。
特にGPSナビ機能は性能の向上が著しく、多くのゴルファーのプレーを手助けしています。
ただし、アップルウォッチはたしかに有能ですが、本格的にゴルフの上達を目指すならゴルフスクールも同時に活用したほうが効率的です。
全国に120店舗以上あるインドアゴルフスクールの「ステップゴルフ」では、経験豊富なコーチのアドバイスを受けながらゴルフの上達を目指せます。
さらに、定期的に開催されるラウンドレッスンを活用すれば、コース上での正しいマネジメントも学べるでしょう。コーチ帯同でコースを回れるプランをはじめ、バンカー、パター、アプローチなどを徹底的に鍛えられるステップアップレッスンもご用意しております。
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