これからゴルフを始めようと思っている方のなかには、スクールに通うべきか独学で進めるべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。
独学でのゴルフは難易度が高く、なかなか上達しないといわれることも多いです。
今回の記事では、独学でゴルフを始める際のメリットやデメリット、上達のコツなどを解説していきます。
そもそも、ゴルフは独学でも上達する?
ゴルフはほかのスポーツに比べると、独学で上達させるのは難しいスポーツであるといえます。
ゴルフは止まっているボールを打つという、ほかの球技に比べて少し独特な特徴があります。
ボールが止まっているため、毎回同じ動きをすれば同じようにボールが飛んでいきます。そのため、独学で変な癖がついてしまうと、毎回ミスをするスイングとなってしまう可能性もあります。
もちろん、時間をかければ少しずつ癖も解消されていく場合もありますが、とても非効率といえるでしょう。
独学で上達した人はいる?
ゴルフは独学での上達は難しいと解説しましたが、独学で上達している人もいます。
アーノルドパーマーは、我流ゴルファーとして有名です。
アーノルドパーマーのスイングは、自身で考案した我流スイングで、いわゆる正しいスイングとはちがったスイングです。
独学で上達する人の特徴は、自分で考えることです。
どうしたら上達するのか、どうしたら次はミスせずに打てるのかということを、常に考えながら打つことで、独学でも上達します。
アーノルドパーマーの独特なスイングも、タグフックを防ぐためという理由があります。
試行錯誤した結果、フィニッシュの位置を高くすることでミスを防いでいたのです。
このように、どうしたら自分に合ったスイングになるかを考えられる人は独学でも上達できるといえるでしょう。
独学のゴルフで100切りは可能?
ゴルフを始めて、コースデビューも経験すると、スコアについても興味を持ち始めるでしょう。
初心者ゴルファーのひとつの壁としてスコア100切りがあります。
独学でゴルフを始めても100切りは可能でしょうか?
結論からいうと、独学でも100切りは可能です。実際に独学で100切りをした、という人もいます。
独学で100切りを達成するには、平均して2〜3年程度といわれています。
最近では、インターネットを通じて上達方法を調べることもできるため、平均より早く100切りを達成している人も多く見かけます。ただし、独学での100切りはかなり根気のいる目標です。
自分のスイングが正しいかどうかの判断も難しく、時間もかかります。
参考:ゴルフの「独学」と「自主練」の違い
独学と自主練にはどのような違いがあるでしょうか。
独学は、読んで字のごとく独りで学ぶことです。
対して自主練は、アプローチを直す、ドライバーのコントロールをよくするといったメインの目的がある上で、自主的に追加練習をすることです。
独学の場合は、動画やブログなどを見てゴルフの基礎や上達方法を学びます。
練習場では、学んだことを実践し、自分に合うように調整をかけていきます。
自主練の場合は、スクールなどで指導してもらったことを身につけるため、練習場で反復練習をするなど、明確な目的を持って追加練習を行います。
これからゴルフを始めようと思っている方は、この2つの違いを頭に入れておきましょう。
独学でゴルフを始めるメリット・デメリット
ここまで、独学でもゴルフの上達が可能かということについて説明してきました。
ここからは、具体的に独学でゴルフを始める際のメリットやデメリットを解説します。
独学でゴルフを始めるメリット
まず、独学でゴルフを始めるメリットはどんなものがあるでしょうか。
考えられるメリットは以下の3つです。
- 費用がかからない
- 時間に縛られないで練習できる
- 一人なので気を使わず練習できる
費用がかからない
独学でゴルフを始める際に、もっとも大きなメリットになるのが費用面です。スクールに通うと、それだけで月数千円〜数万円の出費が必要です。
独学の場合は練習場の費用だけでよいので、費用がかかりません。
ゴルフを独学で始める人の多くは、このメリットに魅力を感じているのかもしれません。
時間に縛られないで練習できる
スクールに通うと、指定された時間に練習に行く必要があります。また、練習できる時間に限りもあります。指導を受けられるのは一コマ約1時間のことが多いため、それ以上練習したい場合は別途練習場へ行く必要があります。
独学の場合は、自分の都合に合わせて好きなときに練習できます。また、都合があればいくらでも練習ができるので、スケジュールが組みやすいです。
ただし、人によってはスクールのように決められた時間にしたがって練習したほうがやりやすい場合もあるので、自分に合ったやり方を選ぶのがよいでしょう。
一人なので気を使わず練習できる
ゴルフをやりたい方のなかには、自分なりに考えながら学びたいという方もいるかもしれません。
そんな方は、独学でゴルフをやるほうがよいでしょう。
独学でゴルフを始めるデメリット
逆に、独学でゴルフを始める際にデメリットとなることは何でしょうか。
実は、独学で始める場合にはメリットよりデメリットが多いです。
今回は、以下の5つのデメリットをまとめてご紹介します。
- 合っているか間違っているか判断が難しい
- 間違いを直すのが難しい
- モチベーションを保ちづらい
- 上達まで時間がかかる
- 競う相手がいない
合っているか間違っているか判断が難しい
ゴルフを独学で始める場合、自分のスイングが合っているのかどうか判断するのはとても難しいです。
間違ったフォームでも上手く当たるときがありますし、ある程度正しいフォームだったとしてもちょっとした動きでミスショットになったりします。
そのため、ショットの結果だけでスイングの良し悪しの判断がとても難しいのです。
自分のスイングを動画に撮って、プロのスイングと比較するという方法もありますが、初心者のうちはどこが悪いのかの判断は簡単ではありません。
客観的に自分の腕前を判断できないことは、独学の大きなデメリットといえるでしょう。
間違いを直すのが難しい
独学でゴルフを始めた際に間違ったスイングで覚えてしまうことが多く見受けられます。
一度間違ったスイングで覚えてしまうと、その修正にはかなりの時間を要することも珍しくありません。
モチベーションを保ちづらい
メリットでも少し触れましたが、独学でのゴルフは基本的に自分で練習の時間や頻度を決める必要があります。
逆にいえば、いつでもサボれてしまうのが独学の特徴です。
また、スクールでは指導者からショットのフィードバックを得られるため、上達を実感できます。
独学の場合はそういったコミュニケーションを取ることがないため、なかなか上達を感じづらいです。
そういった理由から、独学でゴルフを始める場合はモチベーションを保つことが難しいというのがデメリットです。
上達まで時間がかかる
先述のとおり、独学でのゴルフは上達にとても時間がかかります。
特に、間違ったスイングを覚えてしまった場合はその矯正にかなりの時間を要することもあります。
独学でゴルフを始めた方が100切りまで2〜3年かかっているのに対して、スクールでは1年以内に達成している方も多く見受けられます。
スクールはお金がかかる分、上達時間を短縮できる、ということですね。
競う相手がいない
ゴルフは基本的には個人スポーツですが、他の人と競い合うことも少なくありません。
グループでレッスンを行うようなスクールであれば、自分以外の方とも比較する機会があるため「あの人みたいにスイングしてみよう」「あの人よりアプローチを上手くできるようになろう」といった具体的な目標を持てるようになります。
具体的な目標を持てるということは、モチベーションにも関係してきます。
独学の場合は、近くに比較対象がいない分、自己満足の範囲で終わってしまうことも多いです。
もちろん、それがダメというわけではありませんが、やはり具体的な目標を持つことが難しいというのはデメリットになるでしょう。
ステップゴルフでは自由な時間に専門のコーチからゴルフの指導を受けられます!定額で通い放題なので、通えば通うだけお得です。
独学でのゴルフ上達のコツ
独学でのゴルフ上達のコツについて解説していきます。
具体的な練習方法は後述するので、このパートでは独学でゴルフを始める際の心構えをご紹介します。
自分で考えて試行錯誤する
独学でゴルフを始める際にもっとも大事なことは、自分で考えて試行錯誤することです。これができない方には独学は難しいです。
具体的には、一回一回のショットについて、なぜこうなるのか、理想のショットのためにはどうしたらよいのかを考えていきます。
そのときに、何が問題なのか言語化するようにしておきましょう。
「アプローチショットでダフるから次は〇〇してみよう」と言語化して試行錯誤することがコツです。
また、「どうしたら自分のスイングがよくなるような情報を手に入れられるのか」も独学での上達には必要です。
そのためには、自分のスイングを分析して、必要な情報を検索できることが重要ですが、自分で考えてスイングをしていないとそういったことも難しいです。
失敗したら次の手法を考えて、自分なりの正解を見つけていきましょう。
メンタルを鍛える
ゴルフはメンタルのスポーツといわれるほど、メンタルが重要なスポーツです。
プロ選手であっても、ミスショットでメンタルが崩れると一気にスコアを崩してしまいます。
独学の場合、ずっと一人での練習となるため、このスイングで合っているのか不安になるなど、特にメンタルが崩れやすいです。
いつでも自信を持ったスイングができるようにメンタルを鍛えておきましょう。
コース戦略を考える
独学以外でもいえることですが、ゴルフの上達にはコース戦略を考えることが重要です。
どのようにコースを攻めていくか考える癖をつけておくことで、効率的にスコアアップを狙えるようになります。
特に初心者の方は、まだ技術もないし戦略なんて考える必要がない、と思っている方も多いです。
しかし、初心者だからこそどのようにコースを攻略していくか考えることで、自分に足りない要素を見つけられるようになっていきます。
自分が攻略したいイメージと、現在の技術でできることのギャップを埋めることで、上達を早められるようになるでしょう。
独学のゴルフ練習方法を3つ紹介
独学でのゴルフについて、上達のコツをご紹介しました。
ここからは、具体的な練習方法について解説をしていきます。
正しいグリップを覚える
まずひとつめは、正しいグリップを覚えることです。
たかが持ち方と思われがちですが、グリップはクラブと体の接点となる部分となるため、非常に重要です。
握り方を少し変えるだけで、ミスを減らすことも可能です。
正しいグリップでクラブが握れていれば、まっすぐボールを飛ばすこともできるようになるため、独学でゴルフを始める場合にはグリップについて勉強するようにしましょう。
ビジネスゾーンの練習
ビジネスゾーンとは、腰から下のスイングゾーンのことを指します。
ハーフスイングとも呼ばれており、ビジネスゾーンを安定させることですべてのクラブのインパクトを安定させられるようになります。
ビジネスゾーンを安定させるポイントは、下半身を上手に使うことです。
ハーフスイングだからといって、手で打ってしまうと安定しません。
しっかり体全体を使ってスイングする感覚を掴むためにも、ビジネスゾーンの練習をおすすめします。
ドライバーのコントロール上達練習
練習場でドライバーを持ったら、目標点を決めて、そこから左右数メートルの範囲をOKゾーンとします。
OKゾーンにボールが落ちればOKです。反対に、ボールが曲がってしまったり、打ち出し方向がずれてしまったりしてOKゾーンからはみ出してしまったらNGです。
ティーグラウンドからフェアウェイの範囲を狙うようなイメージです。
この意識を持って練習することで、安定したドライバーショットを打てるようになります。
ドライバーが安定すると、セカンドショット以降も焦らず打っていけるようになるので、メンタルも安定しやすくなります。
ドライバーの練習では飛距離ばかり気にしてしまいがちですが、このようにコントロールを意識した練習を取り入れることも重要です。
効率よくゴルフが上手くなるにはレッスンがおすすめ
冒頭やメリット・デメリットでも述べたように、独学でのゴルフは上達に時間がかかるほか、間違ったやり方のまま覚えてしまう可能性があるなど効率がよくありません。
効率よくゴルフを上達させるためにはやはりレッスンがおすすめです。最後に、レッスンと自主練の組み合わせについて解説をしていきます。
ゴルフはレッスンと自主練の組み合わせが効果的
レッスンと自主練を組み合わせると効果的にゴルフを上達させられます。
レッスンで習ったことや、レッスンでの感覚を忘れずに覚えるためには、自主練と反復練習が効果的です。
また、レッスンを受けることでわかる苦手分野なども、自主練を追加することで克服が可能です。
このように、レッスンを受けながら、苦手分野の克服や得意分野を伸ばすために自主練を行うことで、効率的にゴルフを上達させられるのです。
まずは一回だけゴルフレッスンに参加してみるのもあり
ゴルフの上達にはレッスンを受けることが効果的と解説しましたが、お金もかかりますし、どんな雰囲気かわからないと不安ですよね。
そんな場合は無料体験を活用して、一回だけ参加してみるのもありです。道具もレンタルしてくれるため気軽に参加できます。
よい雰囲気であれば、そのまま入会してもOKです。
体験とはいえしっかり指導してくれるため、今まで自分では気がつけなかったところも教えてくれるかもしれません。
ゴルフスクールはなかなか敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、まずは一回だけでも気軽に参加することを検討してみてくださいね。
ステップゴルフでは、初心者の方から独学でゴルフをしてきた中級者・上級者の方まで、どなたでもご満足いただける仕組みを導入しています。初めてのゴルフスクールでも安心!無料の体験レッスンお申込みはこちらから。