突然アイアンがしっかり当たらなくなったり、ミスを連発してアイアンのスイングがわからなくなったりしたとき、どのように対処すればよいのでしょうか。
この記事では、急にアイアンの打ち方がわからなくなった方に向けて、対処法を症状別に解説していきます。

アイアンの打ち方がわからなくなったらどうなる?
「アイアンの打ち方がわからなくなる」とは、これまでできていたことが急にできなくなる状態のことですね。
いろいろ試してもミスばかりだったり、ドライバーは今までと変わらずに打てるのにアイアンだけが打てなったりと、症状はさまざま。
打ち方がわからないと、当然ミスが増えます。
▼アイアンの代表的なミス
- シャンク
- ダフリ
- トップ
- チーピン
- スライス
ミスの対処法については、次章以降で詳しく解説します。
また、一度わからなくなると、もとのスイングを探せば探すほどミスが増え、さらにアイアンのスイングがわからなくなっていく負のスパイラルに入ります。
しかも、ドライバーなら治るまで本番では使わないこともできますが、アイアンはそういう訳にはいきません。
そして、アイアンに不安を残したままコースに行くと、スコアはもちろん悪くなります。最悪の場合、そのままゴルフから遠ざかる方も少なくないでしょう。
ちなみに、ドライバーのミスなら前進4打などのローカルルールが設けられているため、プレー進行にあまり影響がでないようになっています。しかしアイアンには救済処置はあまり設けられていないため、プレー進行にも影響が出ます。同伴競技者(一緒の組でラウンドする仲間)や、うしろの組に迷惑をかけるようなこともあります。
アイアンのスランプに陥ったら、できるだけ早くにゴルフスクールなどで相談し、治るきっかけをつくることが大切です。
症状1.アイアンで急にシャンクが連発するようになった
シャンクとは、フェイスとシャフトの接続部分に近い場所のネックといわれるところにボールが当たり、右に打ち出してしまうミスです。ボールが真横に近い右側に飛び出します。
アイアンの打ち方を見失うと、いままでそんなミスは出たことがないのに、突然シャンクの症状が出て止まらなくなることがあります。
アイアンがシャンクになる原因
シャンクが出る原因として、スイング軌道が乱れていることがあげられます。
スイング軌道は基本的には背中からヘッドが下りてきて、インパクトしたら背中の方に振りぬく「インサイド・イン」の円軌道を描くことが理想とされています。
しかし、以下のような軌道になるとシャンクが起こりえます。
- ヘッドが体の外側から入ってくる、「アウトサイド・イン」のスイング軌道
- ボールを上げようとして左ひじが空のほうへ向く、「チキンウイング」と呼ばれるスイングになり、ヘッドを外へと振りぬくスイング軌道
アイアンがシャンクになるときの対処法
練習場でシャンクが出てしまい止まらなくなったときは、小さいスイングで軌道を修正しましょう。
シャンクが出る原因は上述の通りなので、グリップを体から離さないように心がけて打つとシャンクにはなりません。
グリップを体から離さないようにするには、以下の2点がポイント。
- 左わきをしめる
- 構えた時の姿勢をキープする
どちらか1つでもできると、軌道が改善されるきっかけになるでしょう。
また、コースでシャンクが止まらなくなったときには、以下のような対処法があります。
- ボールの位置を少し遠くにしてみる
- 足幅を広げて腰を安定させる
- フルスイングしない
- フェイスのたった大きめの番手で転がしの球筋でプレーする
コースで余裕がないときは無理に改善しようとすると悪化させかねないので、ボールの位置や構えた時の足幅を変えるなどして応急処置的に乗り切ることも大切です。
ただし、これらの対処法ではスイング軌道が直ったわけではありません。修正は、練習場に持ち帰ってから試しましょう。
症状2.アイアンだけ飛ばない
ドライバーは人並みもしくは人以上に飛ばすことができるのに、アイアンになるとまるで飛ばなくなってしまい悩んでいる初心者の方も多くいるのではないでしょうか。
そういった場合、身体能力的にボールを飛ばす力はありますので、何かしらの原因があるはずです。
アイアンだけ飛ばない原因
- 道具が合っていない
- スイングが弱い
- 技術的な問題
まず疑ってほしいのは、アイアンの道具が自分に合ったものかどうかです。
力のある人が柔らかいシャフトをつかうとボールに無駄なスピンがかかってしまい打球が吹きあがります。そうすると、高さはでるものの、その分距離が落ちてしまいます。
また、アイアンが自分に合っているのに飛ばない場合は、スイングの修正が必要になります。ティーアップしているドライバーと違い、アイアンは芝の上から打ちます。そのことから苦手意識をもち、弱いスイングになっている方も一定数います。
さらに、技術的な問題で飛距離がでないこともあります。
多いのは、インパクトの時にフェースが開いてボールに当たるケースです。この状態では、上からボールを捉えるのではなく、すくい打ちになってることが原因です。力がボールに上手く伝わらない打ち方なので、身体能力の力を十分に発揮できていないスイングであるといえます。
ほかにも、微妙にダフっているケースもあります。
練習場では人工芝マットの上からボールを打つので、多少ダフっていてもマットの上をヘッドが滑ってボールに当たり、ナイスショットだと勘違いをしがち。ダフればヘッドスピードが落ち、必然的に距離は落ちます。
アイアンだけ飛ばないときの対処法
前節3つめの、技術的な問題でアイアンが飛ばない方の対処法を紹介します。
フェースが開いて当たるため飛ばない場合
ボールを上げようとすることを考えないことです。
アイアンはロフトといって始めから番手によって角度が付いていますので、道具がボールを上げてくれます。
そのため、ボールを上から打ち込むダウンブロースイングを身に付けることで、本来の自分の距離がアイアンでも打てるようになります。
微妙にダフっている場合
打音を意識して練習しましょう。
ナイスショットの場合、まずボールに当たった音のカツっという乾いた音がしてから、シュっと地面をこする音がします。練習場でもコースでも同じです。
つまり、「カッシュ」といった音が正解で、この音の前に違和感があれば、ダフっているので音の修正を試みてみましょう。
アイアンの飛距離を伸ばす打ち方
アイアンの飛距離を番手通りに打てるようになるにはダウンブローのスイングを身に付けることです。
ダウンブローで打つことでボールに直接ヒットする確率が上がり、ナイスショットが多くなります。
また、アイアンのロフト通りに当たることでも飛距離は伸びていきます。
症状3.アイアンショットが曲がってしまう
アイアンの曲がりミスには、右に曲がるスライス、左に曲がるフック、そして左に低い球で曲がりすぎてしまうチーピンなどがあります。
アイアンショットが曲がってしまう原因
アイアンが曲がる原因はいろいろな要素がありますが、種類別に解説します。
スライス
ボールの位置が前すぎるとこすり球になり、スライスします。
またフェースが開いた状態でボールに当たると、右に飛び出し、更に右にスライスしていく打球になります。
フック
最近のアイアンは、距離を出すためにフックが出やすいフェースになっているものが多いです。
にもかかわらず、更に手首を返して打とうとすると、フェースが被った状態でボールに当たるためフックボールになります。
チーピン
スイングが強烈な「アウトサイド・イン」になると、フェースが被った状態で体の外から左へ振りぬかれ、低い球で左に飛び出しフック回転がかかるチーピンになります。
なお、スライスやフックは持ち球として付き合っていくことも可能ですが、チーピンの曲がりは難しいでしょう。
アイアンショットが曲がってしまうときの対処法
できる限り曲がり幅をコントロールできるように練習することが大事です。
また、左右どちらに曲がるかわからないと計算ができなくなるので、スライスならスライスしか出ないよう、1つの方向に曲がるスイング作りをしていきましょう。
とはいえ、アイアンショットが曲がる原因は、本当に多種多様です。動画や本で学ぶことにも限界があります。
ですので、友人や知人でゴルフに詳しい人がいるのであれば、スイングを一度見てもらうのもおすすめ。そういった方がいなければ、ゴルフレッスンでレッスンのプロにみてもらって修正していくとよいでしょう。
曲がらないアイアンの打ち方
曲がらないアイアンの打球を目指して練習をするのはよいことです。
ですが何も考えずに、ただ偶然に真っすぐ飛んだ感覚を追い求めても上達には遠回りになります。
打球を曲げたくなければ、まず曲がる打球の理屈を理解することが大切です。
スライスは「アウトサイド・イン」のカット軌道で、フックボールは「インサイド・アウト」の軌道で打てます。
それでも曲がってしまう人は、もっと極端に軌道を変えて、あえて逆球が出るようにします。逆球が出るようになれば、少しずつ意識を弱めていくと自然と曲がりが減りストレートボールに近づきますよ。
初心者でも安心!失敗しないアイアンの打ち方
初心者の方は、アイアンをうまく打つのを難しいと感じるはずです。
ここで、できる限り失敗しないアイアンの打ち方を紹介します。
ハーフスイングを心がける
初心者はスイングがまだ固まっていないので、練習場のようにフルスイングをするとスコアを悪化させかねません。
まだ自信が持てない方は、コースでフルスイングするのではなく、ハーフスイングを心がけることによってミスを減らせます。
結果としてスコアをまとめやすくなりますよ。
少しハンドファーストで構える
ハンドファーストとは、グリップをボールより左側に倒す構え方のこと。その構えはインパクトのときに近い形になるため、「始めからインパクトの構えを作っておき、あまり手首などを使わずにそのままバックスイングからインパクトまで振りぬく」という考え方をします。
無駄な動きを抑える効果があり、ミスがでにくくなります。
急にアイアンが打てなくなることはよくある
そこそこ打てていたアイアンが、急にミスが続き打てなくなることは上級者でも起こりえます。
今まで感覚だけでアイアンを打っていた方に多い現象で、多くのゴルファーが上達の過程で経験するともいわれます。
壁に当たったときにゴルフについて多くのことを学べます。
急に打ち方がわからなくなったからと悲観的にならず、ゴルフ理論に立ち返ったり身体のケアをしてみたり、試行錯誤をしてみるとよいですよ。
参考:練習場とコースでのアイアンの打ち方は違う?
コースに出ると傾斜や状況などにあわせてスイングを変える必要があります。
傾斜ならボールの位置を変えたり、どちらに曲がりやすいかを考慮したスイングをしたり工夫が必要です。
また、前方に木などがあり高い球が打てないときは、番手を上げて木の下をくぐらせる必要があります。
ですので、練習場ではさまざまな場面をイメージしながらボールを打ち分ける練習をしておけばよいでしょう。
アイアンの苦手克服はゴルフスクールがおすすめ!
アイアンが苦手な方は、ゴルフスクールに通うことをおすすめします。
単にスイングを改善してもらえるだけでなくコースレッスンなども充実しているゴルフスクールを選べば、アイアンをコースでうまく打てるスイングやコツが身に付きます。
そもそも、経験豊富なレッスンのプロにスイングをみてもらうだけで、アイアンの苦手意識が大きく変わるでしょう。
上達のスピードを上げるためにも、ぜひ活用してみてくださいね。