リズムのよいスイングを身につけて、もっとゴルフが上手くなりたいですよね。
プロゴルファーはラウンド中、自分のリズムでスイングすることを最も大切にしているそうです。
それくらいゴルフスイングにはリズムが重要なポイントといえます。
でも具体的に正しいスイングリズムや方法ってわかりにくいですよね。ましてやスイングのリズムが3拍子と4拍子、どっちがいいのかなんてわかりません。
この記事ではそんなスイングのリズムにこだわりたいゴルファーのために、ゴルフスイングのリズムやおすすめのリズム、さらには練習方法まで徹底的に解説します。
この記事を読めば、自分にあったゴルフスイングのリズムやコツをつかむことができるでしょう。自分にあったリズムのゴルフスイングを身につけられると、ミスショットも減り、スコアも安定するはずですよ。
ゴルフスイングにおけるリズムの重要性
ゴルフスイングにおいてリズムはとても大切なポイントです。
プロゴルファーはラウンド中にスイングの細かいポイントは気にせず、自分のスイングリズムで打つことだけに集中しているそうです。
この章では、なぜゴルフスイングではリズムが重要なのか詳しく解説していきます。
ゴルフにおいてリズムが大事な理由
ゴルフのスイングにおいて、一定したリズムでスイングできるとショットも安定します。
ゴルフのスイングには体の動きやゴルフクラブの動きなど、複雑な要素が組み合わさってできています。本来なら体とクラブが同調して動くはずが、スイングのリズムが乱れることによって、体とクラブの動きがバラバラに狂ってしまい、あらゆるミスショットとなってしまいます。
緊張したりプレッシャーがかかる場面に限って、ミスショットをしてしまったなんて経験は誰でもありますよね。あれはプレッシャーによって、自分のスイングのリズムが崩れたことが原因です。
ショットを安定させるためにも、スイングのリズムはゴルフにおいてとても重要なポイントです。
もともとのリズム感はゴルフの上達に関係ある?
もともとのリズム感はゴルフの上達に関係ありません。ゴルフに必要なリズム感とは音楽の演奏などに必要なリズム感とは違います。
ゴルフに必要なリズム感とは、いつどんな状況でも同じリズムで打つということです。これはもともとのリズム感というよりは、積み重ねてきた練習内容と練習量が重要です。
そのため、もともとのリズム感はあまりゴルフの上達とは関係ありません。いつも同じリズムで打つには、日頃の練習から自分のスイングのリズムを意識しておきましょう、
参考:ゴルフのリズムとテンポの違いは?
ゴルフにおけるリズムとは拍子を打つタイミング、テンポとはリズムの速さです。
ゴルフのレッスン動画やテキストでは、リズムとテンポの意味が混同して曖昧に使われがちです。リズムとテンポの違いを正しく理解して、自分にあったスイングリズムがみつけましょう。
リズムとは
ゴルフスイングにおけるリズムとは、1・2・3といった3拍子や1・2といった2拍子のことです。スイングするときのタイミングの取り方をリズムといってもいいでしょう。
テンポとは
テンポとはリズムを打つ速さのことをいいます。
レッスン動画やテキストでスイングのリズムといわれているのは、テンポを指していることが多いです。安定したリズムでスイングするというのは、安定したテンポでスイングするという意味ととらえて問題ないでしょう。
音楽でも拍子が同じ曲でも、テンポが違えば曲の雰囲気がまったく変わってきますよね。
ゴルフのスイングも音楽と一緒で、同じリズムのスイングでもテンポが違えば印象は大きく変わってきます。ゴルフのテンポとはそれだけ重要だと理解しておきましょう。
松山英樹と宮里藍の例
リズムとテンポの違いについて具体的な例をだして考えてみましょう。
ゆったりとして大きなバックスイングが特徴の元プロゴルファー宮里藍さんと現役プロゴルファーの松山英樹選手のスイングは、バックスイングを終えてトップで少し間をあける、という点では同じリズムで打つ選手といえます。
本人のタイミングのとり方なので、詳しくはわかりませんが、1・2・3の3拍子、もしくは1・2・3・4の4拍子のリズムで打っているのでしょう。
しかし男子と女子ということもあり、スイングスピードやテンポは大きく違います。同じリズムでもテンポが違えばショットも印象も大きく変わってきます。
ゴルフスイングの店舗やリズムのとり方は人によって異なります。ステップゴルフでは一人ひとりに合わせたオーダーメイドの個人カルテを作成し、丁寧に認定コーチがティーチングいたします!
ゴルフスイングのリズムの種類
ゴルフスイングのリズムの種類はいくつかあります。代表的なものは、4拍子、3拍子、2拍子です。
ゴルフスイングのリズムには、基本的に正解不正解はありません。それぞれのリズムの特徴と体の動かし方を理解して、自分にあったリズムのスイングを身につけましょう。
4拍子のリズム
4拍子のリズムは日本人には馴染みやすいリズムといわれています。
なにか重いものを持ち上げる時に、「イチ、ニノ、サン」と持ち上げますよね。あれは4拍子のリズムです。日本人は古くから生活に4拍子をとりいれていたようです。
4拍子のリズムでスイングする時は、1で始動、2でバックスイング、3でトップ、4でダウンスイング、で打ちましょう。
ポイントは3のときに、しっかりとトップの形を決めることです。4拍子は日本人には馴染みやすいリズムなので、4拍子のリズムから試してみることをおすすめします。
3拍子のリズム
3拍子のリズムは「チャー、シュー、メン」で有名なリズムです。
体の動かし方は、1でバックスイング、2でトップ、3でダウンスイングで打つリズムです。
ポイントは4拍子と同じで、3の時にしっかりとトップの形を決めることです。3拍子は4拍子ではリズムがゆっくりすぎると感じる人におすすめです。
2拍子のリズム
2拍子のリズムは1でバックスイングして、2でダウンスイングする、とてもシンプルなリズムのスイングです。
2拍子は行進や歩くときと同じリズムなので、体を動かしやすいという特徴があります。トップの形で間を置くのが苦手な人や、バックスイングの反動をしっかり作りたい人におすすめのリズムです。
参考:プロのスイングテンポは?
スイングのリズムは人ぞれぞれですが、スイングのテンポはゴルフの腕前や体力によって推奨されているテンポがあります。
アマチュアゴルファーの推奨スイングテンポは70〜82といわれています。(テンポは数字が大きいほうが速くなります)
一方、プロゴルファーの平均テンポは82〜90といわれています。
プロゴルファーはアマチュアゴルファーと比べて、スイングする機会が圧倒的に多いので、必然的にスイングスピードやヘッドスピードがあがります。そのため、テンポも同様に速くなっている傾向があるようです。
ゴルフのスイングリズムの作り方(見つけ方)
ここからは自分にあったスイングリズムの作り方を解説していきます。
自分にあったスイングリズムを作るには、リズムとテンポを意識した素振りが1番効果的です。実際にボールを打ちながらリズムを作っても問題ありませんが、打球の行方が気になりリズムやテンポに意識が向きにくくなります。
素振りは自宅でもどこでもできるのでぜひやってみましょう。
リズムを意識して素振りする
自分にあったスイングリズムを見つけるには、リズムを意識して素振りをしてみましょう。
やり方は簡単で、素振りをしながら自分にあったリズムを口ずさむだけです。「イチ、ニ、サン」もしくは「イチ、ニ、サン、ヨン」とリズムを意識しながらスイングしてみましょう。
スイングリズムに正解不正解はありません。たくさんのバリエーションのリズムを試してみて、自分に最適なリズムを見つけましょう。
テンポを意識して素振り
自分にあったスイングのリズムを作るには、スイングのテンポやスイングスピードも意識して素振りをしてみましょう。
やり方は、100%の出力のスイング、80%の出力のスイング、50%の出力のスイング、といった感じで、自分のスイングスピードを具体的に数値化して、その出力で素振りをしてみることです。
いくつかの出力のパターンで素振りをしていると、自分にしっくりくる出力のスイングがみつかるはずです。
自分のしっくりくる出力のスイングが、自分にあったスイングスピードです。自分にあったスイングスピードが見つかったら、安定してスイングできるように素振りを繰り返しましょう。
参考:スイングのリズムを作るのに適した掛け声や言葉はある?
スイングのリズムを作る言葉としてもっとも有名なのは3拍子の「チャー・シュー・メン」でしょう。ほかに3拍子の掛け声や言葉では「イチ・ニ・サン」や「アン・ドゥ・トロワ」などがあります。
4拍子の代表的な言葉や掛け声はやはり「イチ、ニ、サン、ヨン」でしょう。「チャー・シュー・メン・大盛り」と3拍子を強引に4拍子にする裏技もありますが、自分にしっくりくるリズムの言葉やリズムを選択することが重要です。
ゴルフスイングのリズムが身に付く練習方法
ここからは安定したリズムのスイングが身につく、おすすめの練習方法を紹介していきます。おすすめの練習方法は以下の3つです。
- メトロノームを使った練習
- 連続素振り
- ゴムホースを使った素振り
詳しく解説していきます。
メトロノームを使った練習
メトロノームを使った練習は、安定したリズムのゴルフスイングが身につく、もっともおすすめの練習方法です。
メトロノームはアマゾンなどのネット販売なら2,000円くらいで購入できます。
また、スマートフォンなら無料で使用できるメトロノームアプリもあります。積極的にメトロノームを使って安定したリズムのスイングを手に入れましょう。
テンポ60から試してみる
メトロノームを使って練習するときは、メトロノームのテンポを60にセットしてスイングしてみましょう。
テンポ60はかなりゆっくりとしたテンポなので、違和感を覚える人は多いと思います。そんな人はテンポを60から65、70、75と少しずつテンポを上げて、自分にしっくりくるテンポを見つけましょう。
身につくまでひたすら反復練習
しっくりくるテンポが見つかれば、あとはひたすらそのテンポで反復練習をするのみです。
このとき、スイングを重ねていくうちに、メトロノームのテンポからスイングが遅れないように注意しましょう。あまりにもメトロノームのテンポについていけないようだと、スイングテンポが自分の体力にあっていない可能性があります。
そんなときはもう少しテンポをゆっくりにして、どんなときでも一定のテンポで打てるように練習をしましょう。
連続素振り
連続して素振りをおこなう連続素振りも、ゴルフスイングのリズムが身につきやすい練習方法です。
やり方はテイクバックして、トップからフィニッシュまでスイング→戻る(トップ)→スイング→戻るといった連続素振りを素早く10回から20回ほど繰り返してみましょう。
連続して素振りをすることによって、トップから切り返しのベストなタイミングが体感できます。
他にも連続素振りにはスイング軸が安定する効果もあるので、スイングのリズムが身につくおすすめの練習方法です。
ゴムホースを使った素振り
ゴルフスイングのリズムを身につけるには、ドライバーぐらいの長さのゴムホースで素振りをすることもおすすめです 。
ゴムホースの素振りをするときに、インパクトからフォローにかけてビュンと音がなるように素振りをすることで、理想的な切り返しのタイミングが身につきます。
ゴムホースならホームセンターで安価に売っているので、是非試してみてください。
スイングリズムの取り方は人それぞれ
スイングリズムの取り方は人それぞれで、100人いれば100通りのリズムの取り方があります。
現在、PGAツアーで活躍するマシュー・ウルフ選手やリッキー・ファウラー選手はスイングのリズムが独特です。このことから、こうすれば間違いない!というスイングリズムはないのが現実です。
自分に合うリズムを見つけることが大切
スイングリズムで最も大切なのは、自分に合ったスイングリズムを見つけることです。
見つけ方や練習方法は先述しましたが、簡単に身につけられないのがゴルフの難しいところでもあります。実際、どんな場面でも安定して自分に合ったリズムでスイングするアマチュアゴルファーはあまりいません。
自分に合ったスイングリズムを身につけるには、しっかりとリズムを意識した練習を積み重ねる必要があります。
スイングのリズムをつかめない方はゴルフスクールがおすすめ
練習する時間が少ないという人やスイングのリズムをつかめない人は、ゴルフスクールに通うことをおすすめします。
ゴルフスクールではゴルフを教えるプロである、レッスンプロが自分に最適なリズムをみつけて、わかりやすく教えてくれます。
またゴルフスクールによっては最新の解析やビデオカメラがあるので、初心者から上級者まで効率的に正しいスイングを身につけることができます。
スイングのリズムをつかめない方やゴルフが短期間で効率的に上達したい人はゴルフスクールに通うのがおすすめですよ。
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