店長・オーナー様の「応援団」として、
楽しい店づくりをサポートしています

インドアゴルフ業界のパイオニアとして、店舗数・会員数ともに日本一の規模を誇るステップゴルフ。2023年には100店舗を突破し、2028年の500店舗達成を目指して拡大を続けています。この事業拡大においてひときわ重要な役割を担うのが、複数の店舗をマネジメントし、売上アップを推進するSV(スーパーバイザー)です。今回取材したのは、SVとして活躍する2021年10月入社の細界淳一さん。前職は大手企業の管理職という畑違いの仕事でしたが、ゴルフ好きが高じて転職したといいます。ステップゴルフを選んだ理由や店長・SVのやりがいについて、語ってもらいました。

ゴルフ好きが高じて、大手企業管理職から転職

――ステップゴルフに入社した経緯を教えてください。

以前は公共系の事業を営む大手企業に勤めていました。いくつかの職種を経験しましたが、最後にしていたのはアプリケーションを開発する部署でのマネジメント業務です。仕事に不満があったわけではなかったのですが、40歳になったのを機に自分を見つめ直し、「本当に好きなことを仕事にしたい」と考えるように。「大好きなゴルフに関わる仕事をしよう」と思い立ち、コーチを募集しているスクールを探していたときに見つけたのが、ステップゴルフです。

――なぜステップゴルフに入社しようと思ったのですか?

面接で人事の方と話をしてみて、「人を大切にする想い」が伝わってきたからです。ステップゴルフでは店長兼コーチとしてひとりで1店舗の運営を任されるのですが、そこで重視されるのが「会員様を楽しませ、人間関係をつくること」。売上を無理に追うのではなく、社員自らも楽しみながら店舗運営に取り組める社風に惹かれ、入社を決めました。

――細界さんは2023年2月からSVになりましたが、それまでは埼玉県の与野店で店長兼コーチを務めていました。店長時代にはかなり高い成績を上げたそうですね。

私が2021年末に入店した当初、与野店の会員数は200名ほど。打席数が5つという比較的小さな店舗としては、多めの人数です。この会員数が、私が与野店から離れたときには340名程度になっていました。約2年で会員数が1.7倍ほどに増えたことになります。

――素晴らしい成果です。いったいどんな工夫をされたのですか?

「せっかく来ていただいた会員様にゴルフを楽しんでほしい」という一心で接しているうちに、気づけば紹介で会員様が増えていました。レッスンを充実させることは当然として、それ以上に心がけていたのは会話を楽しむこと。レッスン前後の時間にも積極的に会員様に話しかけ、ゴルフ以外の雑談もよくしていました。会員数が増えるほどレッスンの予約は取りにくくなってしまうのですが、それでも通ってくださった会員様には感謝しかありません。会員様に恵まれたな、と特に痛感したのは年末年始のとき。私が1週間ほど休み、セルフ営業で店を開けていた間も、なんと会員様が自主的に掃除やゴミ出しをしてくださり、店舗が清潔に保たれていたのです。こんなこと、普通はないですよね。

店長とオーナー様の「応援団」として、楽しい店づくりをサポート

――現在行っている、SVの仕事内容を教えてください。

SVの役割は、複数店舗の売上・利益向上に向けて指導したり、各種相談に乗ったりすることです。私の場合、現在は関東を中心とした30ほどの店舗を担当しています。ステップゴルフの場合はフランチャイズ加盟店が多いため、店長だけでなく、店舗オーナー様へのアドバイスも重要な仕事となります。オーナー様に対しては、主にキャンペーンやチラシ配布といった広告企画を提案することで、収益の向上を支援します。一方、店長に対しては、彼ら自身が仕事を楽しめるよう、主にモチベーションアップを促しています。個人的には「SV=店長とオーナー様の応援団」という気持ちです。

――1日のスケジュールはどのようなものですか?

午前中はたいていデータ分析や資料作成をしています。午後から各店舗を訪問し、店長やオーナー様と話をします。通常は1日に3軒ほど。課題がある店舗では3、4時間じっくり話すこともありますが、10分ほど顔を出して挨拶するだけのときもあります。ひとりで働いている店長はときに孤独感があるので、なるべく頻繁に顔を出したり、電話で話を聞いたりしています。

――SVの仕事の大変なところは、どんなところですか?

担当しているエリアが広いので、北海道や新潟、京都など遠方に出張することもあります。移動に時間がかかるので、スケジューリングはなかなか大変ですね。といっても私の場合、仕事自体が大変だというよりは、「もっと時間があれば、もっとたくさんの店舗を回れるのに!」ということがもどかしく感じられます。

たくさんの人と信頼関係を築く、SVならでは喜び

――逆に、SVのやりがいはどんなところだと思いますか?

店長時代にはお客様と触れ合える反面、「仲間」である他店の店長と会う機会が少なかったので、今はたくさんの店長やオーナー様と日々会えることに喜びを感じます。オーナー様の中には、人生をかけてフランチャイズビジネスに挑戦している方も少なくありません。ときに厳しい声をいただくこともありますが、それだけ真剣に悩み、経営に取り組まれている証。私も真摯に対応しています。

――オーナー様に対する指導やアドバイスを通じて、課題が解決された事例があれば教えてください。

オーナー様の中には、販促に対して消極的な方もいらっしゃいます。そうしたオーナー様にポスティングなどの販促施策を提案すると、利益が上がるケースは多いですね。最初は嫌がられることもありますが、結果的に必ずオーナー様の利益になることなので、粘り強く提案をしています。一度成果が出ると、オーナー様も納得し、信頼いただけるようになります。

――店長に対する指導では、どのようなことを大切にしていますか?

会員様を楽しませるためには、まず店長自ら楽しむことが大切。そのことを意識して指導しています。レッスンに悩んでいる店長には、私自身が代わりに会員様にレッスンをして見せることもあります。その後、店長から「先日教わったやり方でレッスンをしたら、会員様がとても喜んでくださいました!」といった報告をもらえたときは、本当にうれしいです。あとは店長やオーナー様と、仕事とは関係ない世間話をするのも好きです。店舗に何も問題がなく、私に心を開いてもらえていると感じられるのは、SVとして最もありがたい状態です。

――今後の目標や、ステップゴルフでの仕事を通じて実現したいことについて教えてください。

私自身ゴルフが大好きで入った会社なので、ひとりでも多くの方にゴルフを楽しんでもらうことが目標です。女性層をはじめ、これまでゴルフに縁のなかった方にもぜひ魅力を知ってほしいですね。一番悲しいのは、ステップゴルフで初めてゴルフを経験した初心者が、レッスンが原因でゴルフから離れてしまうこと。初心者にこそゴルフを楽しみ、続けていただけるよう、SVとして楽しい店舗づくりを支援していければと思っています。「ゴルフを通じて世代を超えたコミュニケーションを促進する」という経営理念をしっかり守りつつ、日本中、そして世界中に店舗を広げていくことが私の夢です。


Latest Posts こちらの記事も読まれています

Tag 人気のタグ