会社役員から転身!仕事もゴルフも経験豊富、皆に好かれ頼られる女性コーチ

「ゴルフというスポーツを通じて、より良い社会を実現する」を企業理念に「2030年までに地域密着で100万人のゴルファーを」というビジョンを掲げるステップゴルフ。さまざまな人材が活躍している中、異業種から転職しキャリアをさらに輝かせている社員が多くいます。今回は転職を経て、銀座にほど近い有楽町の店舗を一任されている佐々江美子コーチにお話を聞きました。

会社役員の経験から「ゴルフの魅力を伝えたい」ビジョンに共感

――以前は建設関係の会社で役員をされていたとか。ゴルフに行く機会が多かったのでしょうか。

ええ、そもそもゴルフを始めたきっかけは、接待のためだったんです。建設関係の会社で約25年役職につき、国内外の人材の採用・教育に心血を注いできました。ゴルフのお誘いを受けることが多かったのですが、最初はあまり上手ではなく、そのぶん精一杯おしゃれをしてグリーンに立っていました。しかし、それでは上位職の人とラウンドしても、目をかけていただけません。悔しい、ゴルフの腕で注目されたいと思うようになり、ある時、1ヶ月毎日ラウンドして猛特訓して一気に上達したんです。

ゴルフはコミュニケーションやマナーを重視するスポーツですから、隠しようもなく人間性が表れます。ラウンド中にうまくいかないと機嫌が悪くなる人、怒り出す人などもいるんですよね。その中で、同じチームの人のファインプレーはともに喜び、食事時は気持ちよく談笑し、お風呂でリラックスする際も居ずまいを美しくするなど、全ての行動に誠実さを感じてもらえるよう努力しました。おかげで何度もゴルフの場で仕事を得たことがあります。ゴルフは自らのレイヤーを上げ、世界を広げてくれるスポーツだと思います。

そこにやってきたのがコロナ禍です。国内、海外ともに人と物の動きが停滞し、人に何かを伝えることを仕事のやりがいとしてきた私は、ぽっかり寂しい気持ちになりました。あらためて私に何ができるか考え、心機一転、30年弱続けてきたゴルフを仕事にするのもいいなと思い転職先を探しました。

――ゴルフ業界の中でステップゴルフを選んだのはなぜですか。

「3世代でゴルフを」「健康寿命の延伸」「ゴルフの楽しさを伝える」といったステップゴルフのビジョンに強く共感したからです。年齢や職歴も不問とあったので、ピンと来てすぐに応募しました。後から聞いたところ、採用は非常に狭き門なのだそうです。しかし面接してくれた上司は、入社するかどうかもわからない私に「ステップゴルフの社員は、親友であり同志、未来を作る仲間である」と熱く語ってくれました。その時は今の半分の50店舗ぐらいの規模でしたが、ステップゴルフは日本一有名なインドアスクールになると確信しました。

異業種での経験が銀座の土地柄とマッチ

――今は銀座に近いYURAKUCHO店の店長兼コーチを務められていますが、店舗ならではの特徴や、運営で気をつけられている点はありますか。

会員様の層は社長や医師、士業など、経験や知識を積んだ方が多い印象です。会社運営に関わっていた経歴から、共感してお話しできることも多く、異業種からの転職の経験がここに結び着いたのだなと感慨深いです。

YURAKUCHO店はシミュレーターを備えていますから、細かいデータに基づいた理論的なレッスンを提供することができます。レッスンの最初は、まずは会員様の様子を見て、調子の良し悪しを伺うところから。予約を取っていらっしゃっても、世間話や買ったクラブの話をしたいなど、ゴルフを通じたコミュニケーションを楽しみたい日もあるものです。会員様の要望に合わせて、みっちりレッスンをするのか、ワンポイントがいいのか、臨機応変に対応します。

またシニア層の方が比較的多いので、お体を痛めたり怪我をしたりで、ゴルフへのモチベーションを下げないための取り組みにも力を入れています。例えば空間感覚や股関節の動きを磨くために、ヨガのイベントを企画したこともあります。スイングストレッチや準備運動も必ず行ってもらいます。健康寿命を伸ばす、ゴルフを3世代で楽しむというステップゴルフのビジョンにも通じることだと思っています。

――佐々コーチならではのユニークなレッスンメソッドはありますか。

女性やシニア世代でも、飛距離をアップしたいというニーズは根強いですね。女性の中でも小柄で世代も近い私が、ドライバーで200ヤード飛ばせるようになったコツを全てお教えします。体の使い方、クラブの重心管理、シャフトの特性など、飛距離アップに不可欠な要素をお伝えしています。

またお洋服やクラブなどのファッショントレンドにも敏感でいるよう心がけています。男性にも女性にも、長く飽きずに続けてもらいたいので、楽しめる要素はどんどん盛り込んでいきたいと思っています。

会員様とは1対1✕300の心の通う関係を築く

――これからステップゴルフで叶えたい夢やキャリアなどはありますか。

海外進出の暁にはぜひ関わりたいと首を長くして待っています。世界中にゴルフの魅力を伝え、健康増進に貢献したいと思っています。また、男女関係なくステップゴルフで輝く後進を増やしていきたいという思いもあります。女性の店長兼コーチももっと増えてほしいですし、本部の役職にもどんどん進出していってほしいですね。

――佐々コーチの最も大切にしている価値観、新入社員や求職者の方に伝えたい思いはどんなことですか。

大切にしているのは、会員様の思いを大切にすることです。各店舗には200名、300名とたくさんの会員様が通ってくださっています。店舗を運営している私にとっては、1対300の関係だったとしても、会員様にとってコーチとの関係は1対1です。「ゴルフは人と人との関わりが深いスポーツである」ことを常に忘れずに、1対1✕300の関係となるよう、心のこもったコミュニケーションを続けていきたいと思っています。

また、どんな仕事にも辛い時苦しい時はあるものですが、ステップゴルフはお互いをカバーし、ワンチームでサポートし合っていく企業風土があります。若い人が多いので、明るく元気がある雰囲気なのも特徴的です。会社のスタンスとしても、なにをおいても売り上げの追求を行うのではなく、会員様の満足度を上げ、行列ができる人気店となるように努力することで、売り上げはついてくるという考え方です。だからこそ、本質的な接客、熱のこもったレッスンに腕を振るうことができると思っています。気になる方はぜひ、ステップゴルフの門を叩いてみてください。ワンチームの一員としてともに働ける日を楽しみにしています。


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