ゴルファーの平均スコアはどれくらいなのでしょうか。
ゴルフ歴や練習量は人それぞれですが、今の自分のゴルフレベルが平均より上なのか下なのか気になりますよね。男性と女性でスコアに差がついてしまうのでは?と思う女性ゴルファーの方もいるかもしれません。
この記事では、性別やゴルフ歴による平均スコアの違いや、目安となるスコアについて紹介します。
スコアを伸ばすためのコツも解説しているので、効率よくスコアアップしたい方は参考にしてくださいね。
ゴルフのスコアとは
ゴルフは18ホールのコースをいかに少ない打数で回れるかを競うスポーツです。
最終的なトータル打数がスコアとなるので、プレーヤーは各ホールごとに決められた規定打数内でのカップインを目指すことになります。
ちなみに、アマチュアゴルファーの勝負には、腕前によってハンディキャップが用いられることが多いです。例えば、ハンディキャップ10の人は合計打数が100だった場合、スコアはハンデ分を引いた90となります。
スポーツでは珍しいですが、上級者も初級者もすべてのゴルファーがプレーを楽しめるよう配慮されているわけですね。
ゴルフスコアの数え方
18ホールあるコースは、距離によって「パー3」「パー4」「パー5」の3種類に区別されています。
パー3は3打、パー4は4打、パー5は5打と規定打数が決められており、各ホール何打でプレーできたかをスコアとします。
規定打数で回るスコアを「パー」と言い、1打多く打つと「ボギー」、2打多いと「ダブルボギー」、3打多いスコアを「トリプルボギー」と言います。
反対に、1打少ないと「バーディー」、2打少ないと「イーグル」、3打少ないスコアを「アルバトロス」と呼びます。
ちなみに、パー3のホールを1打であがった場合は、2打少ないスコアですがイーグルではなく「ホールインワン」と言うことが一般的です。
ゴルフスコアに関する用語
ゴルフにはさまざまなゴルフ用語があり、プレー中によく使われます。
前述のスコアの数え方でも紹介した代表的なゴルフ用語を紹介しますので、ラウンド時に活用してください。
ゴルフ用語 | 意味 |
---|---|
パー(Par) | 規定打数ちょうどのスコア |
ボギー(Bogie) | 規定打数より1打多いスコア |
ダブルボギー(Double bogie) | 規定打数より2打多いスコア |
トリプルボギー(Triple bogie) | 規定打数より3打多いスコア |
バーディー(Birdie) | 規定打数より1打少ないスコア |
イーグル(Eagle) | 規定打数より2打少ないスコア |
アルバトロス(Albatross) | 規定打数より3打少ないスコア |
ホールインワン(Hole in one) | 1打であがったスコア |
ペナルティー(Penalty) | OBやルール違反でスコアに加算される罰則 |
18ホールですべてパーだとスコアはいくつ?
ゴルフのコースはパー3が4ホール、パー4が10ホール、パー5が4ホールの合計18ホールで構成されているのが一般的です。
すべてのホールスコアがパーだった場合、スコアは72となります。
スコア72でプレーすることを「パープレー」と呼び、達成できる人はプロを目指せるほどのかなりの上級者と言えるでしょう。
【男女別】ゴルフスコアの目安・平均
男女での平均スコアにはどれくらいの差があるのでしょうか。
ここでは初心者、中級者、上級者に分けて、男女の平均スコアの目安とプロの平均スコアを紹介します。
男性平均スコア | 女性平均スコア | |
---|---|---|
初心者 | 120〜150 | 130〜160 |
中級者 | 100〜110 | 110〜120 |
上級者 | 80〜90 | 90〜100 |
プロ | 72 | 72 |
男女によるスコアの差はおよそ10打ですが、150以上打つ男性もいれば70台で回る女性の方もいますので、あくまでおおよその目安となります。
初心者の場合は男女ともに120〜160くらいが平均的なスコアと言われています。
中級者はスコア100前後の方が多いので、スコア100を切れるかどうかが脱初心者の分かれ目となりそうですね。
ちなみに、プロの平均スコアを見ると、男子と女子とでほぼ同じ平均スコアです。スコアを伸ばすには性別は関係ないことが伺えますね。
男性のゴルフスコアの目安・平均
ゴルフダイジェスト・オンラインのスコア管理サービスのデータによると、男性ゴルファーの平均スコアはおよそ99。
上記平均スコア表の、100〜110くらいの中級ゴルファーがもっとも多いことになります。
ただし、初心者や悪いスコアが恥ずかしい人は登録をしないことが考えられるので、実際はもう少し悪いスコアが平均となるのではないかと予想されます。
女性のゴルフスコアの目安・平均
女性ゴルファーの平均スコアはおよそ110。男性同様、中級者のゴルファーが多いことが分かります。
女性は男性に比べて飛距離では不利になる反面、大きく曲げてOBになることが少なく、確実に真っ直ぐ飛ばす方が多いのでスコアがまとまりやすい傾向です。
練習しだいで男性よりもうまくなる女性も多いでしょう。
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【期間別】ゴルフスコアの目安・平均
ゴルフを始めてからの期間で、平均スコアはどれくらい変わるのでしょうか。
以下は、初めてのラウンドからゴルフ歴5年以上の期間別に分けた平均スコアの目安です。
ゴルフ歴 | 目安スコア |
---|---|
初めて | 120〜160 |
3ヶ月 | 120〜150 |
6ヶ月 | 120〜140 |
1年 | 110〜140 |
3年 | 110〜130 |
5年以上 | 100〜120 |
始めてから1年以内のスコアは120以上が多く、5年以上のゴルフ歴がある人でも100を切れない方が多いようです。
ラウンド回数や練習量による個人差がありますので、3年で80台を出す人もいれば5年以上ずっと120前後のままの人もおり、一概に当てはまるわけではありません。
【練習頻度別】ゴルフスコアの目安・平均
スコアが伸びるかどうかは、どれだけ練習しているかが大きなポイントになるはずです。
ここでは、練習頻度別で目安となる平均スコアを紹介します。
練習頻度 | 目安スコア |
---|---|
毎日 | 80〜110 |
週3回以上 | 80〜110 |
週1回以上 | 100〜130 |
月2回以上 | 110〜150 |
月1回以上 | 120〜160 |
どんな練習をしているかや誰の指導を受けているかによって、スコアの上達具合は大きく変わります。
目安スコアに個人差はありますが、月に1回〜2回の練習頻度では、スコアアップの効果はあまり感じられないかもしれません。スコアを伸ばすためには、最低でも週に1回の練習頻度を保つのが良さそうです。
しかし、毎日練習をおこなうのはプロや上級者でない限りあまりおすすめできません。無理に毎日練習すると体に疲れがたまりやすく、効果的な練習ができない可能性があるからです。また、打つ練習が単純作業の繰り返しになってしまう恐れもあります。
身のある練習で効率よく上達するには、週に2〜3回の練習頻度が最適とされています。
毎日練習する場合は、体に負荷のかかりづらいパター練習をメインにすると良いかもしれませんね。
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アマチュアゴルファーの平均。100切りや90切りの割合は?
リサーチ会社のアンケート調査によると、アマチュアゴルファーの平均スコアは90〜120となっています。
男性の場合は90〜110がもっとも多く、女性の場合は100〜130が多くなっているようです。
スコア100切りの割合はゴルファーの4割ほど。GDOのインターネット調査では約3割となっているので、およそ3〜4割のゴルファーが100切りを達成していると言えそうです。
また、スコア90切りに至ってはゴルファーの1割以下となっています。
(出典:DIMSDRIVE「ゴルフに関するアンケート」)
うまい!と言われるゴルフスコアの目安は?
どれくらいのスコアなら「うまい!」と言われるのでしょうか。
コナミスポーツクラブのアンケート調査によると、ゴルフがうまいと感じるのは100以下という人が46%です。半数近くの人が、スコア100切りで中級者以上のゴルファーと認めてくれることが分かります。
うまいと感じる基準は人それぞれですが、初心者ゴルファーの最初の壁でもある100切りが大きな目標となるのは間違いないでしょう。
(出典:KONAMI SPORTS CLUB「ゴルフが上手いなと感じるスコアは?」)
プロ並みと言われるゴルフスコアの目安は?
プロ並みと言われるのは一体どれくらいのスコアを指すのでしょうか。
パープレーであるスコア72は、上級者が達成できるスコアなので、プロ並みはそれより高スコアの60台が目安となりそうです。
実際、ツアープロの平均スコアがおよそ72なので、同等かそれ以上のスコアならば文句なしにプロ並みのスコアと言えるでしょう。
また、上級者でもミスは起こりますが、リカバリーのスキルが高いことも特徴です。トラブルショットがあっても、終ってみたらスコアがまとまっていたという方もプロ並みのスキルの持ち主と言えるでしょう。
初めてのゴルフ。スコアの目安は?
初ラウンド時のスコアは、初心者の平均スコアである120〜160が目安となります。
コースの難易度や個人の練習量によって差はありますが、平均スコア内で回れれば問題ないはずです。
初めてのコースラウンドはただでさえ緊張するので、練習をしておくことはもちろん、プレー前にショット練習やパター練習でウォーミングアップしておくのがおすすめです。
迷惑をかけないスコアの目安は?
初ラウンドで気をつけたいのが、うまく打てずになかなか前に進めないこと。プレーが進まないことで同伴者に迷惑をかけたくないですよね。
周りに迷惑がられないスコアの目安は120〜140くらいです。
すべてのホールで+3打ならスコアは126、+4打ならスコア144ですので、このくらいで回れるように意識しておくのが良いでしょう。
+5打だとスコア162になりますので、同伴者との関係によっては迷惑をかけてしまうかもしれません。
しかしスコアが悪くても、「打ったら走る!」「クラブを常に数本持っておく!」など、プレースピードをあげる努力をすればそれほど迷惑をかけずに済むはずです。
スコアだけでなくプレーファーストにも気を配るようにしましょう。
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ゴルフのスコアを伸ばすためには何が必要?
ただがむしゃらに練習を続けるだけでは、ゴルフのスコアは伸びません。スコアを縮めるためのコースマネジメントも必要になります。
ここでは、効果的にスコアアップをするための方法について解説していきます。
クラブの飛距離を把握する
まずは、自分の飛距離を把握することが大事です。
狙った位置にボールを運ぶ必要があるので、どのクラブでどれだけ飛ぶのかが分かっていないと、距離が短かったりオーバーしたりしてスコアはまとまりません。
また、目標地点に高低差があり、通常よりも大きく打つ、もしくは小さく打つ必要がある場面も多いです。
コース状況に応じてクラブの番手を変えるためにも、練習時から自分の飛距離は細かく把握しておくことがポイントです。
難しいショットを避ける
コースにはバンカーや池などの障害物のほか、深いラフ・林の中からのショットなど、スコアに不利となる場面が多くあります。そういった難しいショットは極力避けましょう。
林から木の間を狙ってOBに入ってしまったり、グリーンに届くか微妙な距離を無理に狙ってバンカーに入れてしまったりと、無謀なプレーはかえって大きなトラブルを招いてしまいます。
いかに安全にボールを運べるかがスコアを伸ばすカギです。
スコアを分析する
ラウンド後にはスコアを分析しましょう。その日のプレー内容を振り返れば、次回のラウンドまでに課題や改善点が見えてくるはず。
ミスがあったショットなどをスコアカードにメモしておくことで、自分の苦手なクラブや状況が分かりますよ。グリーンに乗せるまでにかかったアプローチ回数も貴重なデータです。
また、パターショットの回数を減らすこともスコアアップには欠かせません。パット数をすべてのホールで1打減らせれば、それだけで18スコアアップです。
現状のプレー内容を分析することで、強化すべき弱点を把握できるでしょう。
ゴルフのスコアを伸ばすには、ゴルフスクールに通うのが一番。
平均スコアのデータをみて分かる通り、スコアアップを目指すのは簡単とは言えません。
単純に練習を重ね、ゴルフ歴を伸ばすだけでは挫折してしまうこともあり得ます。
スコアを伸ばすためには、効果的な練習とコースマネジメントを学び、複合的にゴルフスキルを高めることが必要不可欠です。
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