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ゴルフのスイングアークとは?大きくする方法や練習ドリルを紹介

ゴルフのスイングで重要な、スイングアーク。練習中に「もっとスイングアークを大きくしたほうがいい」と指摘されたことがある方は多いのではないでしょうか。

この記事では、スイングアークの意味や大きくするメリット・方法について解説します。

また、ドライバーやアイアンといったクラブごとのスイングアークに対する考え方や練習に使えるドリルも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

ステップゴルフ野口コーチ
監修者 野口
初心者は聞き馴染みのない「スイングアーク」ですが、ものにすれば飛距離を大きく伸ばせるスキルです!

ゴルフのスイングアークとは

スイングアークとは、ゴルフのスイング時にクラブヘッドが描く円弧軌道のことです。

プロゴルファーのスイングを見ると、自分を中心にスイングアークが大きくきれいな円を描いているのが分かります。

この章では、スイングアークの意味や重要性、大きくすることでゴルフにどんなメリットがあるのかを解説します。

スイングアークの意味

スイングアークの「アーク」という言葉は、直訳すると「円弧、弓形」となり、一般的に物体に力が加えられて動く際に描く軌道を指して使われます。

振り子が左右に振られる動きや投げたボールが描く軌道などが、その具体例です。

また、トレーニングやストレッチなどで、体を動かす軌道や範囲のことをスイングアークと呼ぶこともあります。

スポーツでは、ゴルフや野球のようにボールを打つ球技で使われることが多く、主にスイングによって作られた円軌道を表現するために用いられることが多い言葉です。

ゴルフにおけるスイングアークの重要性

一般的には、スイングアークを意識し、それを大きくすることが重要です。

クラブヘッドが自分から離れて動くほどスイングアークは大きくなり、スイングに遠心力が生まれます。遠心力が大きくなればなるほどヘッドスピードが上がるため、飛距離を伸ばすことができます。

また、スイングアークを大きくすることで、体の捻転にクラブがついてくる動きを身に付けられるため、肩をしっかり回す感覚を覚えられます。

大きなスイングアーク=「オーバースイング」ではない

スイングアークを大きくしようとしてやってしまいがちなのがオーバースイングです。

オーバースイングとは、バックスイングでクラブを振り上げすぎることで、トップ(オブスイング)の位置でシャフトが水平以上に倒れることです。

オーバースイングになるとスイングの再現性が下がり、ショットが不安定になるため、一般的には悪いスイングとされています。

大きなスイングアークは、クラブを過度に振るのではなく、ヘッド軌道の描く円自体を大きくするものです。

スイングアークの意味を理解していないと、オーバースイングになりやすいので注意しましょう。

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スイングアークの計測器具・アプリ

スイングアークを大きくするためには、まず自分のスイングをチェックする必要があります。

そこで役に立つのが、スイングチェックできる計測器具やアプリです。

手軽に使えるのはスマホアプリ。撮影したスイングを自分で確認したり、プロのお手本動画と比較したりするなどチェックが簡単にできます。

アプリには無料で使えるものやAIから改善のアドバイスをもらえるものがあるので、手軽に試したい方におすすめです。

ただし、あくまでも簡易的な計測のため、ゴルフのレッスンで使うような高い機能性はないので要注意です。

本格的にスイングチェックや改善をしたいと思ったら、インドアゴルフなどの高性能な計測器具を使える場所へ通うのがおすすめです。

ゴルフスクールにあるスイング計測器は、スイングチェックはもちろん、弾道やクラブの入射角など正確なスイング解析ができます。

プロによる効果的なアドバイスと併せて練習できるので、本気でスイング改善したい方におすすめです。

スイングアークが小さいとどうなる?

先述のとおり、大きなスイングアークは遠心力を活かせるため、飛距離を伸ばすのに効果的です。

逆に、スイングアークが小さいと、飛距離が伸びづらいほか、デメリットがあります。

スイングアークが小さいと、スイングの再現性が下がるというデメリットがあります。

スイングの再現性が下がるのは、スイングアークが小さいと、腕が曲がったり、手でクラブを上げたりしてしまうため、スイング時のクラブ軌道が安定しないからです。

一方、スイングアークが大きいと軌道が不安定になると感じるかもしれませんが、腕を一定に保ち、体の回転でスイングできるため、大きいスイングアークのほうが正しいスイングができるのです。

ただし、体が起き上がったり、バックスイングで体がスウェーしたりすると、不安定なスイングになります。

そのため、スイングする際は前傾姿勢を崩さず、体の軸を中心に回転するよう意識しましょう。

【クラブ別】スイングアークに対する考え方について

スイングアークはクラブによって意識すべきポイントが変わります。

ここでは、スイングアークに対する考え方について、以下のクラブ別に解説します。

  • ドライバーのスイングアーク
  • アイアンのスイングアーク
  • アプローチでのスイングアーク

それぞれ順番に解説します。

ドライバーのスイングアーク

ドライバーは1打目に遠くへ飛ばすことを目的としたクラブで、最も長いクラブです。

そのため、スイングアークもすべてのクラブの中で1番大きくなり、スイングの遠心力も1番大きくなります。

大きくゆったりとしたスイングアークを意識することで、ドライバーの遠心力を最大限に発揮させることができるでしょう。

ドライバーでは、体重移動を意識することがポイントです。

バックスイングでしっかり右足に体重を乗せ、ダウンスイングから左足に体重を移動させることで、よりスイングアークを大きくできます。

アイアンのスイングアーク

アイアンのスイングアークも、基本的にはドライバーと同じ意識でスイングします。

ただし、ドライバーに比べクラブが短いため、アドレスの際にクラブが立ちます。そして前傾角度も深くなるので、アイアンのスイングアークはやや縦振りになります。

テイクバックからフォローまで、クラブヘッドを低く長く出すイメージを持ちつつ、スイングアークの面が地面と垂直方向に起き上がるよう意識しましょう。

アプローチでのスイングアーク

グリーン付近のアプローチショットでも、スイングアークを大きくすることで方向性が安定します。

グリーンオーバーするのをおそれ、手でクラブを上げるようなスイングはNG。

打点がブレてトップやダフリといったミスが出やすくなるので、しっかり左肘を伸ばしてスイングしましょう。

グリーン上でボールを止めるロブショットでは、スリークォーターショットが有効です。スリークォーターショットとは、フルスイングの4分の3程度の振り幅で打つショットのことです。

スイングアークの大きさは変えず、左腕が地面と平行になる程度でバックスイングを抑えると、方向性の安定したショットが打てます。

ステップゴルフでは、「飛距離を伸ばしたい」「美しいスイングがしたい」などの悩みに最適なアプローチを行います◎

スイングアークを大きくする方法

スイングアークを大きくするためには、以下の3つの方法を意識してみましょう。

  • 肩からクラブヘッドまでの距離を保つ
  • しっかりと体重移動をする
  • インパクトまで頭を右に残す

それぞれについて、解説します。

肩からクラブヘッドまでの距離を保つ

スイングアークの大きさは、左腕とクラブの長さで決まります。

そのため、ヘッドで綺麗な円を描くには、肩からヘッドまでの距離を一定に保つ必要があります。

コンパスで円を描くのと同じように、自分を中心にヘッドが同じ間隔で回るように意識しましょう。

このときに身体が左右にスウェーすると、スイングアークを乱す原因となります。

しっかりと体重移動をする

スイングアークを大きくするには、しっかりと体重移動をすることが重要です。

腕だけでクラブを上げると、テイクバックで右脇が開きすぎてうまくボールをとらえられません。

体重は、バックスイングで右足へ、ダウンスイングで左足へ移動するよう意識しましょう。

しっかりと体重移動をすることで、上半身の捻転運動も加わるので、正しい軌道でスイングできるようになります。

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インパクトまで頭を右に残す

スイングアークを大きくするには、インパクトからフォローにかけてクラブヘッドを遠くへ放り出すイメージでスイングすると効果的です。

そのために、インパクトの瞬間まで頭を右に残す意識を持ってみましょう。

重心は左へ移動しますが、頭を右に残すことで体の開きを防ぎ、頭とクラブヘッドが引っ張り合うようになるため、スイングアークが大きくなります。

ヘッドが走るため、飛距離アップやスライス改善にも有効です。

スイングアークを大きくする練習・ドリル

スイングアークを大きくするためには、練習やドリルが欠かせません。

ここでは、おすすめの練習方法やドリルとして、以下の3つを紹介します。

  • テイクバックでボールを後ろへ転がすドリル
  • クラブを左に振ってからテイクバック
  • クラブを外へ押し続けるイメージでスイング

順に解説します。

テイクバックでボールを後ろへ転がすドリル

テイクバックでヘッドを低く出すとスイングアークを大きくできます。

そのために、構えたクラブから30cmほど後方にボールを置き、そのボールにヘッドが当たるようにバックスイングしましょう。

体から遠い場所をクラブヘッドが通るため、スイングアークを大きくするドリルとして効果的です。

クラブを左に振ってからテイクバック

1度左へクラブを振ってから、戻ってくる反動を利用してバックスイングすることによって、クラブが戻る振り子運動と体の回転でバックスイングできます。

この動きで、自然と大きなスイングアークを身につけられます。

「どうしても手を使ったスイングになってしまい、スイングアークが小さくなる」という方はとくに効果的なので、ぜひ試してみてくださいね。

クラブを外へ押し続けるイメージでスイング

クラブを外へ押し続けるイメージでスイングする練習もおすすめです。

具体的には、テイクバックの始動からフォロースルーまで、左手で常にクラブを体の外へ押し続けるイメージでスイングする練習です。

この練習は、ヘッドが体から遠い場所を通るため、スイングアークを大きくするのに効果があります

また、この練習は、左ひじを伸ばしたスイングが身に付くため、スイング中に左ひじが曲がってしまうという方に向いています。

そのため、オーバースイングやシャフトクロスといった症状の改善にも有効です。

スイングアークの改善はインドアゴルフがおすすめ!

スイングアークは飛距離アップや方向性の安定など、ゴルフの上達において重要です。

しかし、スイングアークを改善するには、まず現状の自分のスイングを把握しなければなりません。

今のスイングアークに自信がない、もっと大きなスイングアークにしたいという方は、正確に解析できる器具のあるインドアゴルフに通うのがおすすめです。

高性能なスイング解析機は、スイングアークの改善だけでなく、弾道の癖やスイングの弱点を正確に解析できます。

インドアゴルフスクール「ステップゴルフ」では、練習場として使えるだけでなく、技術と知識を持ったプロのコーチからのアドバイスが受けられます

独学で学ぶよりもはるかに上達が早くなるため、ぜひステップゴルフの無料体験を検討してみてくださいね。

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