ゴルフにまったく興味が湧かず、ルールも複雑そうで自分には縁がないと思っている人もいるでしょう。実際のところ、どのような人がゴルフにハマり、楽しんでいるのでしょうか。
この記事では、「ゴルフにハマる人の特徴」について、性格的な傾向から社会的背景までを幅広く解説しています。
読み終えた頃には、興味がない人でも「ちょっとやってみようかな」と思えるヒントが見つかるかもしれません。

ゴルフにハマる・ハマらないに傾向はある?
ゴルフにハマる人もいれば、まったく興味が湧かないという人もいます。この「ハマる・ハマらない」は、単なる好みの問題なのでしょうか。実は、ゴルフへの関心には、ある程度の傾向が見られます。
例えば、経済的な側面です。ゴルフはプレー費や道具代、移動費など、継続的に費用がかかる趣味の1つです。そのため、金銭的に余裕がある層ほど、ゴルフにハマる傾向が強いとされています。
また、ゴルフは「誰とやるか」も重要なスポーツです。会社の上司や取引先、仲の良い友人にゴルフ好きがいると、自然と誘われて始めるきっかけになります。特にビジネスパーソンにとっては、ゴルフが「社交の場」として機能することも多く、環境が整っている人ほど、ハマりやすくなる傾向があります。
ゴルフにハマる・ハマらないには、経済力、周囲の人間関係、性格、ライフスタイルといった複数の要因が絡んでいます。個別の傾向については、次章以降で詳しく紹介していきます。
ゴルフにハマる人の性格的な特徴
ゴルフは、ほかのスポーツと一線を画す「静」と「理性」の要素を多く含んだ競技です。特に熱中する人には、一定の性格傾向が見られます。ここでは、ゴルフにハマる人に多い性格的特徴を3つに分けて紹介します。
忍耐力がある人
ゴルフは、自分の思い通りにいかない場面の連続です。例えば、練習通りに打ったはずなのにスライスしてしまったり、グリーンの傾斜を読み違えたりすることも多くあります。そうした失敗を繰り返しながらも、冷静に対処し、ミスを前向きに受け入れて修正する忍耐力が求められます。
1打1打を積み重ねていくプロセスを楽しめる、粘り強く地道に取り組める人ほど、ゴルフの奥深さに魅了されやすい傾向があります。
規律やマナーを重んじる人
ゴルフは「紳士のスポーツ」と呼ばれるほど、マナーやルールが厳格です。プレー中の静粛、順番の厳守、服装マナー、他人のプレーへの配慮など、求められる行動基準は高いです。
そのため、秩序やルールを守ることに価値を感じる人、他人を尊重する気持ちを持つ人は、ゴルフの世界に強く共感しやすく、深く入り込む傾向があります。
ゴルフはマナーを重んじる紳士・淑女のスポーツです。初心者の中には、「くだらない」「めんどくさい」と感じる方もいるようですが、皆がマナーを守ることでプレーが成立し、楽しむことができると言っても過言ではありません。今回は、ゴルフのマナー[…]
社交的な人
ゴルフは1人でも楽しめるスポーツですが、ラウンドは複数人で行うのが基本です。待ち時間の会話、プレー中の気遣い、終わった後の食事や反省会など、人とのコミュニケーションが自然に発生します。
このため、人と関わるのが好きな人、あるいはビジネスや人脈形成を目的に「趣味を通じての交流」を楽しめる人は、ゴルフにハマりやすいといえるでしょう。
ゴルフにハマる人の属性(年収や性別など)的な特徴
ゴルフは、その特性上、プレーヤーの属性に一定の傾向が見られます。以下に、性別や年収などの観点から、ゴルフにハマる人々の特徴を解説します。
世帯年収とゴルフ参加に一定の相関がある
ゴルフは、プレー費用や用具代など、継続的な出費が必要なスポーツです。そのため、経済的に余裕のある層がプレーしやすい傾向があります。
実際に、経済産業省の調査(令和元年度「個別スポーツの需要喚起策可能性調査」)によると、世帯年収が高いほどゴルフの参加率も高いことがわかります。具体的には、年収1,200万円以上の世帯では、ゴルフコースでのプレー参加率が17.4%と、年収が低い層に比べて明らかに高い割合となっています。
出典:令和元年度 商取引・サービス環境の適正化に係る事業(個別スポーツの需要喚起策可能性調査)報告書|経済産業省
男性が多いが昨今は変化も見られる
伝統的に、ゴルフは男性のスポーツというイメージが強く、プレーヤーの多くが男性で占められてきました。
しかし、近年では女性ゴルファーも増加傾向にあります。背景には、ファッション性の高いウェアの登場や、SNSでのゴルフ女子ブーム、インドアゴルフなど気軽に始められる環境の整備などがあります。
また、ゴルフを美容や健康維持、ストレス解消のための「大人の習い事」として取り入れる女性も増えています。
更には、女性のゴルフ参加による地域活性化やスポーツ振興の取り組みも行われており、その影響も考えられます。例えば、兵庫県の三木市では「第2期三木市創生計画 人口ビジョン・総合戦略(素案)」にて、人口の増加策として、ジュニアや女性のゴルフ参加促進が挙げられています。
出典:第2期三木市創生計画 人口ビジョン・総合戦略(素案)|三木市
世代は中高年層が多い傾向
ゴルフは幅広い年齢層が楽しめるスポーツですが、特に中高年層に人気があります。これは、時間的・経済的余裕が増えることで、ゴルフを始めるきっかけとなる場合が多いためです。
一方で、若年層やジュニア向けのゴルフ教室や大会の開催も増えており、将来的なゴルフ人口の拡大が期待されています。
ゴルフといえば年配の人がやるスポーツというイメージを抱いている方も多いのはないでしょうか。実際にゴルフ場やゴルフ練習場に足を運ぶと、若者より年配の方のほうが多く、ゴルフ場のサービスや配慮に関しても年配の方に向けたものが多いのが事実で[…]
【閑話】パートナーがゴルフにハマるケースについて
パートナーがゴルフに夢中になると、運動不足の解消やストレス発散、人間関係の広がりなど、プラスに働くことも多く見られます。共通の趣味になれば、2人の距離が縮まるきっかけにもなります。
しかし、のめり込みすぎると出費が増えたり、家庭の時間が減ったりすることもあるので、それが関係を悪くする一因になるケースもあります。そんなときは、予算を話し合ったり、時間的な拘束なく楽しめる環境を整えたり、まずは工夫をしてみるのがおすすめです。
趣味との距離感を上手に取れれば、ゴルフはパートナーとの関係を深める良いツールになるはずですよ。
ゴルフにハマるメリットは?
ゴルフにハマることで、日常生活や仕事にさまざまな好影響をもたらします。ここでは、特に大きなメリットを3つに絞って紹介します。
- 人間関係が広がる
- ビジネススキルが身につく
- 健康・メンタルに良い影響がある
人間関係が広がる
ゴルフは、年齢や立場を超えて交流できる数少ないスポーツの1つです。共通の趣味を通じて、職場の同僚や取引先、プライベートの友人とも自然な会話ができます。特にラウンド中は時間を共有するため、信頼関係やチームワークの構築にもつながりやすい点が魅力です。
ビジネススキルが身につく
マナーや立ち居振る舞い、順番や配慮といったゴルフのルールは、ビジネスの場面にも通じるものがあります。ハマるほどに、TPOをわきまえた行動や、相手への気遣いが自然と身につくようになり、仕事上の信頼感や印象もアップするはずです。
また、コースマネジメントは、計画性や状況判断力を養うことにも役立ちます。
健康・メンタルに良い影響がある
ゴルフにハマると、自然と身体を動かす機会が増え、適度な運動によって体力維持やストレス解消につながります。1ラウンドで約5~8kmも歩くため、知らず知らずのうちに有酸素運動をしていることになります。
自然の中でリフレッシュできるため、ストレスの多い現代人の気分転換としても有用です。
ゴルフに興味があり、これから始めようか迷っている人の中には、ゴルフを始めることにどのようなメリットがあるか気になる人もいるでしょう。ゴルフを趣味にすると、体力維持やストレス解消だけでなく、ビジネスや人間関係を築く上でも大きなメリット[…]
ゴルフにハマりすぎるとデメリットもある?
ゴルフには多くのメリットがある一方で、ハマりすぎることで思わぬデメリットが生じることもあります。ここでは、注意すべきポイントとその対策を紹介します。
- 出費がかさむ
- 時間を取られすぎる
- 怪我のリスクがある
出費がかさむ
ゴルフは道具代、練習代、ラウンド代、交通費など、何かとお金がかかる趣味です。ハマればハマるほど「もっと良いクラブを」「もっとラウンドを増やしたい」と思うようになり、気づけば月に数万円以上を費やしていたというケースも。
対策としては、あらかじめ月額予算を設定し、その範囲内で楽しむ意識を持つことが大切です。練習場やラウンドの回数を見直したり、インドアゴルフなどコスパの良い選択肢を取り入れるのも有効です。
時間を取られすぎる
ゴルフは半日〜1日がかりのスポーツです。休日のたびにラウンドに出かけるようになると、家族や友人との時間が減る、他の趣味に使う時間がなくなるなど、生活のバランスが崩れることもあります。
この場合は、ゴルフに使う時間と、他の大切な時間の配分を見直すことが有効です。例えば「月2回はラウンド、他の週末は家族と過ごす」といったように、あらかじめ予定を立てておくと安心です。
怪我のリスクがある
「ゴルフ=健康に良い」というイメージがありますが、過度にプレーしすぎたり、無理なスイングを続けたりすると、腰痛やひじの痛みなどを引き起こすリスクもあります。
特に中高年の場合、準備運動を怠ったり、自己流のフォームを繰り返すことで、慢性的な体のトラブルにつながる可能性も。正しいフォームを学ぶこと、無理をせず休息を取ることが、長く楽しむためのコツです。
【口コミ】ゴルフにハマるまでの期間はどれくらい?
ここでは、実際にゴルフにハマったという人の声を集めました。
ゴルフの体験スクール行って、完璧ゴルフにハマった。まさか自分が全く興味なかったゴルフにハマるとは夢にも思わなかった😆
難しかったけど楽しかった!!
— へいまる@義足のサバゲーマー (@z_heimaru) December 15, 2023
まさか10年前絶対にやらないだろうと思ってたゴルフにハマりつつあるとは、、、
高校時代アイドルとか興味なく絶対にハマるわけ無いと思ってたアイドルもハマったし、、、
人生何があるかわからん
— りーくん@ういっこくらぶ (@Rikunincer95415) January 8, 2021
まさか自分がゴルフするなんて思わなかったけどみんなに勧められてやり始めたら楽しくてハマったー!笑 GLAYちゃんもゴルフやるし、頑張って上手くなろう!!!\(^o^)/
— かなにゃん𓇼 (@Ka_na_nya_N) November 9, 2014
ゴルフをやり始めて早1年!
こんなにもハマるとは、、、笑 pic.twitter.com/wSSPMe6Y4u
— タニくん(年下) (@takutakuponpon) June 6, 2024
最近ゴルフがアツい
上手く出来ないのにこんなにハマるとは…
単純に振るのが楽しいだけかもw pic.twitter.com/esRt3hHUaQ— 練馬のオフタン (@NERIMA_OFFTANE) February 17, 2025
多くの人が「まさか自分ではゴルフにハマるとは思っていなかった」と語っています。中には、「うまくできなくても楽しい」という声もあり、気負わずのめり込める趣味としてゴルフに没頭しているようです。
ゴルフの魅力がわからない……実は多くの人が同じ考え?
「ゴルフの何がそんなに面白いの?」
そんな疑問を持っている人は、実は少なくありません。初期費用が高そう、ルールが難しそう、なんとなく敷居が高い。そう感じるのも無理はありません。
しかし、実際に始めてみた人の多くが「気づいたらハマっていた」と口をそろえます。スコアが少しずつ良くなったときの達成感や、自然の中でリフレッシュできる気持ちよさ、誰かと回る楽しさ……。ゴルフは、やってみないとわからない深さと気持ちよさがあるスポーツです。
とはいえ、いきなり高額なクラブを買ったり、コースに出たりするのはハードルが高いですよね。そんな方には、まずインドアゴルフから気軽に試してみるのがおすすめです。今は安価で通いやすく、初心者向けのサポートも充実しています。
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ゴルフの魅力は、最初の1歩を踏み出すことで初めてわかるかもしれません。ぜひ、あなたも“ハマるかもしれない体験”をしてみてくださいね。