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ゴルフの飛距離アップのコツ。ドライバーで飛ばせるようになる練習方法

ゴルフをプレーするほとんどの方が、プロのように華麗に飛ばせる打球に憧れをもっているのではないでしょうか。

ゴルフで飛距離を向上させるのはかんたんではなく、効率的なスイングとパワー・柔軟性など、複数の要素が必要になります。

今回は、ゴルフの飛距離アップについてさまざまな角度から解説します。

コツや練習法など、すぐに取り組める方法も紹介しているので、ゴルフの飛距離アップを目指している方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

ステップゴルフ野口コーチ
監修者 野口
ゴルフをするからには「飛距離アップ」が永遠の課題ですよね。スイングはもちろん、できる対策をすべておこなって確実に飛距離を伸ばしましょう!

ゴルフの飛距離アップにかかわる要素

ゴルフで飛距離を伸ばすには、主にスイング・アイテム・インナーマッスルの3つを改善する必要があります。

どれか1つを改善するだけでも飛距離アップにつながりますが、すべての要素をバランスよく改善するほうが効率的です。

ここでは、飛距離アップにかかわる要素について1つずつ解説します。

スイング

まずはスイングの改善です。

ゴルフスイングにおいて飛距離にかかわる要素を整理してみましょう。

  • ボールの初速(インパクト時のボールスピード)
  • 打ち出し角(ボールの飛ぶ角度)
  • スピン量(打ったボールにかかるバックスピンの量)

ボールの飛距離や方向性・曲がり幅は上記3つの要素で決まります。

多くのアマチュアゴルファーは、ボールの初速を上げるためにヘッドスピードの改善を試みます。

しかし、ヘッドスピードはボール初速を決める要素の1つにすぎません。闇雲にクラブを速く振ろうとすると打ち出し角やスピン量が適切ではなくなり、いくら力いっぱい振っても、思うように飛距離が伸びないということもあるでしょう。

効率良く飛ばすためには、飛距離を決める3大要素のバランスが取れたスイングを身につける必要があります。

ボールやグローブなどのアイテム

ボールやグローブなどのアイテムを工夫することも、飛距離を伸ばすのに有効な手段です。

例えば、スイングにおいてクラブのグリップは強く握りすぎないほうがよいとされていますが、グリップ力のないグローブを装着していた場合、無意識に力が入ってしまうでしょう。

グリップ力の高いグローブを使うと、余計な力が入らずスムーズなスイングができるようになり、結果的に飛距離アップにつながります

さらに、ゴルフボールは飛距離に大きな影響を与えるアイテムです。

例えば、レンジボール(ゴルフ練習場用に作られた安価なボール)とコース用のボールでは、飛距離がおよそ10%も変わるといわれています。

コース用のボールにもさまざまなタイプがあり、ボールを変えるだけで飛距離を10ヤード以上伸ばせるものもあります。

自分のスイングを最大限に活かせるボールを見つけるなど、アイテムにこだわってみるのも飛距離アップの手段として有効です。

インナーマッスル(体幹)

ゴルフで効率良く飛距離を伸ばすには、インナーマッスル(体幹)の強さもある程度必要です。

もちろんパワーだけで飛距離が決まるわけではありませんが、アドバンテージになるのであれば対策しておきたいですよね。

インナーマッスルを鍛えると体の軸が安定し、効率的に体を回転できるようになります

逆にインナーマッスルが弱いと、どれだけ速くクラブを振れても安定してボールに力を伝えられません。

したがって、ヘッドスピード(クラブを振る速さ)が向上するほど、強いインナーマッスルが必要とされます。

ゴルフの飛距離アップのコツ

個人差はありますが、ちょっとしたスイングのコツを覚えるだけで、すぐに飛距離が伸びる人もいます。

ここでは、飛距離アップにつながる スイングに関するコツを3つ紹介します。

クラブヘッドを走らせる

ゴルフスイングでは、クラブヘッド(クラブの先端)を走らせるとヘッドスピードが上がり、飛距離アップにつながります。

まず、手首の力を抜いた状態で素振りをしてみましょう。

インパクトの瞬間に腕を止めると、クラブヘッドの前に進む力だけが残り、クラブが前に飛んでいきそうになると思います。

これこそがクラブが走るという現象であり、自分が意図的に速く振ろうとしなくてもクラブは勝手にスピードアップしてくれるのです。

この力をうまくスイングに取り入れることができれば、ヘッドスピードが劇的に上昇するでしょう。

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ゴルフのトップポジションをとる男性

下半身を使ってスイングする

下半身を使ったスイングを意識することで、飛距離を伸ばしやすくなります。

下半身をうまく使うには、近年のゴルフスイング理論で話題になっている地面反力を利用するのがベターです。

まず、トップから切り返しにかけて沈み込む動きを取り入れてみましょう。沈み込みながらダウンスイングに入っていくことで、スムーズにクラブヘッドを加速させることができます。

さらに、バックスイングで生まれた体の捻転差(上半身と下半身の捻じれ)を戻す動きが強くなり、素早く力強い体の回転が生まれます。

また、下半身の大きな筋肉を利用すると、スイングの再現性が高くなります。

スイングで下半身をうまく使えると、飛距離アップと安定感の2つのメリットを同時に得られますよ。

クラブ軌道を整える

効率良く飛距離を伸ばすには、正確なクラブ軌道でスイングする必要があります。

飛距離に伸び悩むアマチュアゴルファーの多くは、正確にボールへパワーを伝えられておらず、本来持っているポテンシャルを発揮しきれていないといえるでしょう。

そのような場合は、クラブの軌道を整えることによってスイングが安定し、飛距離アップにつながる可能性が高くなります。

例えばドライバーの理想的なクラブ軌道は、若干のアッパーブロー(下から上に向かってボールを打つ)です。

逆に、アイアンは若干のダウンブロー(上から下に向かってボールを打つ)が理想とされています。

ゴルフを始めたばかりの場合、スイング軌道を意識していない方も多いと思いますが、上級者はスイング軌道に対して非常にシビアに考えています。

これまでクラブ軌道を意識してこなかった方は、少し意識を変えるだけで思った以上に飛距離が伸びるかもしれませんよ。

スイングの細かな改善はプロのコーチからアドバイスをもらうのが効率的◎

【女性・シニア向け】ゴルフの飛距離アップのコツ

スイングのコツさえつかめば、腕の力や体幹に自信のない方でもかんたんに飛距離を伸ばすことができます。

力を使わずに効率良く飛距離を伸ばすには、ドローボールを覚えるのが効果的です。

ドローボールとは右に出て左に曲がる球筋です。力強い打球となり効率的に飛距離を稼げます。

さらに、着弾後のランも稼げるので、ドライバーで飛距離を出したいときに有効です。

ドローボールを打つには、インサイド(体の近くをクラブヘッドが通過)からクラブを入れるのが鉄則。

さらに、スイング軌道(クラブヘッドの動き)に対してクラブヘッドが閉じている必要があります。

ストロンググリップ(フェースを閉じた状態で構える)を用いれば、普通に振るだけでヘッドが閉じた状態でのインパクトが可能になります。

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ゴルフで放たれたボール

【クラブ別】ゴルフの飛距離アップの方法

この章では、クラブ別に飛距離を伸ばす方法を紹介します。

ドライバーとアイアンとではクラブ特性が異なるので、それぞれに合ったやり方を実践しましょう。

ドライバー

ドライバーで飛距離を伸ばすためには、ミート率を上げる必要があります。

クラブが長くヘッドスピードが速いドライバーは、正確にインパクトするのが難しいクラブです。

例えば、アマチュア男性のヘッドスピードは38~43m/sといわれており、女子プロゴルファーの平均である40~44m/sと大きな差はありません。

しかし、アマチュアとプロではミート率に差があります。

アマチュア男性の平均飛距離が230y、女子プロゴルファーの平均飛距離が250yという数字を見ると、いかにアマチュアゴルファーのミート率が悪いのかがわかるでしょう。

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インパクト直後のゴルフボール

アイアン

アイアンの飛距離を伸ばすためには、ダウンブローのスイングを意識しましょう。

ダウンブローにスイングできると、適切なスピンが入り、効率良く飛距離を稼げます。

また、ハンドファースト(クラブヘッドよりも手が前にある状態)でインパクトすると、ロフト角(フェースの角度)が立ち、ボールを前に押し出す力が強くなります。

逆にアイアンでハンドレイトになってしまうと、トップやダフリの原因になりスイングが安定しません。

ハンドファーストでインパクトするには、手首を柔軟に動かす必要があります。

適度に手首の力を抜いてスイングできると、クラブヘッドの重さにより勝手にヘッドが遅れてハンドファーストになります。

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アイアンショット

ゴルフの飛距離をアップするための練習方法・ドリル

ここでは、ゴルフの飛距離を伸ばすのに特化した練習方法やドリルを紹介します。

ドライバーを逆さま素振り

ドライバーを逆さまに持って素振りすると、クラブヘッドの重みがなくなり、普段よりも速いスピードでクラブを振れます。

スイングのヘッドスピードを上げるには、パワー系のトレーニングも大切ですが、速く振る動作を体に覚えさせることも有効です。

また、素振りもしくは、ボールを打つ際にうまく当たらなくてもいいので、120%のスピードが出るようにクラブを振ってみる練習も効果的です。

とにかく、クラブを速く振る動作を体に覚えさせてあげましょう。

はじめはミート率が悪くなり飛距離アップにつながっている実感がないかもしれませんが、慣れてくればヘッドスピードが上がり、スイングも安定してくるはずです。

一本足スイング

野球スイングのように、バックスイングで前足(右打ちなら左足)を上げて、ダウンスイングからインパクトにかけて踏み込むようにスイングしてみましょう。

例えるなら、元プロ野球選手の王貞治さんのスイングと似たような形です。

一本足スイングを繰り返していると、必然的に下半身主導の体重移動ができるようになります

飛距離アップに役立つ練習器具

ゴルフの飛距離アップに役立つ練習器具は以下の2つです。

  • 素振り棒
  • ゴルフスイングバック

素振り棒での練習は、ドライバーの飛距離アップに有効です。

ただ、素振り棒といっても種類が多く、どれを買えばよいのかわからない方も多いでしょう。

おすすめなのは軽いタイプの素振り棒です。

軽い素振り棒を利用すれば「速く振る」感覚を身につけられるので、自分の出せるヘッドスピードの限界を突破できます。

アイアンの飛距離アップにおすすめなのは、ゴルフスイングバックです。ゴルフスイングバックは、言うなればゴルフのサンドバッグのような商品です。

アイアンの練習に活用することでハンドファーストが身につき、力強くコントロールされた球を打てるようになります。

ゴルフの飛距離アップにつながる筋トレ・トレーニング

基礎的な筋肉トレーニングも、飛距離を伸ばすのに必要な練習です。ただし、闇雲にトレーニングしても効果は得られません。

ゴルフの飛距離アップに有効なトレーニングは、ロシアンツイストです。

ロシアンツイストを実践することで、腹斜筋(脇腹の筋肉)を鍛えられるだけでなく、体が硬い方は腹周りの柔軟性を高められます。

ロシアンツイストのやり方は以下のとおりです。

  1. 三角座りの体勢から背中を後方斜め45度に傾ける
  2. 両手を肩からまっすぐ前方に伸ばす
  3. その体制をキープしたまま上体を左右に捻る
  4. 10往復1セット

上記の運動を1日3セット、週2〜3回は実践してみましょう。

また、体が硬く上記の動作や体勢が厳しい方は、前足を付けたままでもOKです。

ゴルフスイングで大切な腹斜筋とインナーマッスルが鍛えられるので、軸のぶれない力強いスイングが身につきますよ。

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レッスンで正しく教われば初心者でもかんたんに飛距離アップ◎

アマチュアゴルファーが飛距離を伸ばすには、スイング・道具・トレーニングなど、さまざまな要素を改善する必要があります。

また、ゴルフの飛距離アップは難しい課題であり、アイテムを変えたり少し練習したりしただけでは目に見えた成果が出ないこともあるでしょう

とはいえ、スイングが整っていないアマチュアゴルファーは、飛距離の伸びしろがあるのも事実です。

効率良く飛距離アップにつながるスイングを身につけるなら、ゴルフスクールでプロのコーチから指導を仰ぐのがよいでしょう

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