「うまくなりたいならトラックの荷台いっぱいの球を打て」
昔はゴルフの技術を学ぶ機会や手段が少なかったことから、この言葉のように、たくさん練習して自分でコツを掴むアプローチが一般的でした。
しかし昨今は情報がインターネット上に溢れかえるようになり、コツを掴むためのアプローチも多様化しています。
この記事では、ゴルフのさまざまな打ち方のコツをまとめています。スイングに課題を感じている方や苦手なシチュエーションがある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【基本】ゴルフスイング(打ち方)のコツ
ゴルフはグリップ(握り方)からはじまり、スイングの始動・フィニッシュまでに多くのチェックポイントがあるといわれています。
ここでは、数あるチェックポイントの中から悩むことが多いといわれる8つのポイントを解説します。
グリップのコツ
人によって手の形や大きさは異なるため、グリップのコツは、最適なグリップを見つけるための試行錯誤です。
いろいろな形を試してスイングしてみることで、今の自分のスイングに合う形を見つけることができるでしょう。
例えば、左手の小指(左利きの方は右手)のつけ根がスイングの支点になるように意識してみましょう。小指が支点になることで、狙った方向に打つためのフェースコントロールやクラブコントロールがしやすくなります。
ゴルフのスイングは左手主導が良いといわれており、左手のグリップはスイングや球筋にも大きく影響するため、マスターしておきたいポイント。正しい左手のグリップを身に付けることは、ゴルフの上達に直結するといえるでしょう。この記事では[…]
テイクバックのコツ
テイクバックのコツは、「肩」や「腰」を中心として「体で始動すること」です。
手首や腕を使って始動してしまうと、ショットのたびにクラブの位置が微妙に変わってしまい、再現性がなくなりショットが安定しません。
体での始動を意識しながら、クラブが毎回同じ位置を通過しているかチェックしましょう。
ゴルフのスイングの始動にあたるテイクバック。初心者ゴルファーの中には、テイクバックの動かし方に悩んでいる人も多いはず。正しいテイクバックは、正しいスイングにつながるため、ゴルフの上達には欠かせない要素だといえるでしょう。この[…]
バックスイングのコツ
バックスイングのコツは、「クラブよりも体が先に動くこと」です。
手首や腕を使ってひょいっと持ち上げるような動作は手打ちと呼ばれ、狙った方向に打てなかったり思ったよりも飛ばなかったりします。
体を意識する際は、左肩で押し上げたり、右肩で引っ張ったりと、自分がイメージしやすい方法を探しながら練習しましょう。
バックスイングは、クラブを後ろに振り上げる動作で、ゴルフのスイングの中でも特に重要な部分です。間違った上げ方をすると飛距離が落ち、狙った方向に飛ばないことも……。この記事では、ゴルフ初心者向けにバックスイングの基礎知識や上げ[…]
切り返しのコツ
切り返しのコツは、「下半身から始動させること」です。
野球の踏み込みのように下半身から始動することで、トップからどの位置にクラブを下ろしたらよいか悩まず、スムーズにスイングすることができます。
切り返しでよくあるミスが、体が開いてスライスすること。
スライスで悩んでいる方は、ターゲット(打ちたい方向)に背中を向けたまま切り返す意識を持つことで、体の開きを抑えることができます。
ゴルフは、スイングがとても重要なスポーツです。なかでも切り返しは、バックスイングからダウンスイングに移行する「つなぎ」の動作。飛距離や方向性に大きな影響をあたえます。しかし、切り返しはゴルフスイングの中でも難しく、手首が動いたり、手[…]
ダウンスイング(身体の近くを通す)のコツ
ダウンスイングのコツは、「無駄な動きを無くすこと」です。
ダウンスイングはボールを打つ直前の動きのため、「飛ばしたい」「曲げたくない」などいろいろ考えてしまい、上半身や腕に力が入りやすくなります。
上半身や腕に力を入れず、腕やクラブが体に巻き付いてくるようにクラブを下ろすイメージを持ちましょう。
ゴルフのスイングは、バックスイング・ダウンスイング・インパクト・フォロースルーの4つの動作から構成されています。その中で最も重要なのが、トップから切り返してボールにあてるダウンスイングでしょう。この記事では、正しくダウンスイングをす[…]
振り切る(振り抜く)コツ
振り切るコツは、「一定のスピードでスイングすること」です。
スイングの途中でスピードが変わってしまうと、スイング軌道が変わり、綺麗に振り切れなくなります。
振り切るのが苦手な方は、まず素振りで振り切る練習をしてみましょう。
実際に球を打たない素振りでは無駄な力が入りにくいため、振り切るイメージがつきやすくなります。
左腕や右腕を伸ばすコツ
左腕や右腕を伸ばすコツは、「フォロースルーでクラブを体から離すこと」です。
インパクトまでクラブは体に近いところでスイングしますが、インパクトの後に体からクラブを離すイメージを持つことで、腕をしっかりと伸ばすことができます。
腕を伸ばすことで、スイングスピードが上がったり、同じ軌道でクラブを振ることができたり、スイング安定につながります。
左脇を締めるコツ
左脇を締めるコツは、「左肘を下に向けること」です。
アドレスやインパクトの時に左肘がターゲットに向いていると、脇が開いてしまっている状態になり、手打ちやアウトサイドイン軌道などミスの原因になります。
アドレスで腕の力を使って左脇を閉じる方もいますが、力が入った状態ではインパクトで肘が離れてしまうため、力を抜いて、左肘を下に向ける意識が大切です。
【ショット別】ゴルフのコツ
ゴルフ場では、練習場ではあまり練習しない(できない)ショットの技術も必要です。
ここでは、グリーン周りのアプローチショットやバンカーショット、傾斜がある場合の打ち方のコツを解説します。
アプローチのコツ
アプローチのコツは、「コンパクトに構えてコンパクトに打つこと」です。
アプローチでは通常のスイングを比較して小さなスイングになります。
この時、普段と同じ構え方をすると飛び過ぎたり逆に力を抜いてダブったり、ミスが起きやすくなります。
コンパクトに構えた時にどの程度飛距離が出るか、練習で把握しておきましょう。
ゴルフのアプローチとは、グリーンに近い場所からボールを寄せるショットのことです。アプローチはゴルフのスコアに大きく影響する重要なショットですが、アプローチの基本を理解しているゴルファーは意外と少ないです。この記事では、そんなアプロー[…]
バンカーショットのコツ
バンカーショットのコツは、「インパクトで力を緩めないこと」です。
バンカーでは、直接ボールにインパクトするのではなく、砂と一緒にボールを運ぶ打ち方になります。
この時、スイングが通常よりも大きくなるため、飛び過ぎることを警戒して力が緩みがちです。
バンカーショット自体が飛距離の出るシチュエーションではないため、勇気を持って振り抜きましょう。
ゴルフ初心者の中でも、苦手意識を持つ人が多いバンカーショット。バンカーから抜け出せず、大たたきしてしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。この記事では、バンカーからうまく脱出できるようになるために、バンカーショットの[…]
傾斜でのショットのコツ
傾斜でのショットのコツは、「ボールの位置を状況によって変えること」です。
多少の傾斜であれば大きく変える必要はありませんが、どちらかの足、またはつま先や踵に体重がかかってしまうライでは、傾斜のない場合とスイングの軸が変わってしまいます。
この時、何度か素振りを繰り返し、地面にクラブが当たる場所にボールをセットするようにしましょう。
「練習では上手く打てるのに、いざコースに出てみると練習通りに打てない!」このように悩んでいるゴルファーは多いでしょう。それはゴルフコースのライに対応してないからかもしれません。この記事では悪いライからの正しい打ち方や練習方法[…]
【クラブ別】ゴルフのコツ
ゴルフクラブは、番手によって使用頻度が異なります。
特に初心者の場合、ラウンドの中でまだ使ったことのないクラブもあるのではないでしょうか。
ここでは、ラウンド中に使用頻度の高い、ドライバーとパターの打ち方を解説します。
ドライバーのコツ
ドライバーのコツは、「前傾姿勢をキープすること」です。
クラブの中で一番長いドライバーでは、バックスイングやインパクトで体を大きく動かすため、支点が必要となります。
前傾姿勢をキープすることで腰や胸が支点となり、ブレの少ないスイングができます。
ドライバーは最も飛距離が出るクラブです。初心者ゴルファーの中には、ドライバーの打ち方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。なかなか飛距離が出ない、スライスしてしまう、ボールが上がらないなど……。ドライバーの悩みは多岐に渡ります。[…]
パターのコツ
パターのコツは、「ボールをしっかりヒットすること」です。
パターでは1mm開いたり閉じたりしてヒットするだけで、狙った方向に打てないミスが発生します。
特に、力を緩めてしまうとクラブヘッドがボールの重さに負けて、ミスが出やすくなります。
短い距離でも、しっかりとボールをヒットすることを心がけましょう。
ゴルフにおいてパターは、ドライバーなどのショットと比べると地味ですがスコアを左右するとても重要なショットです。パターは他のクラブと違い、転がすことを前提としたショットなので打ち方が少し異なります。そのため、あまり練習せずにラ[…]
プロにアドバイスしてもらいながら、最短でコツを掴みたいならステップゴルフへ!
【ワンランク上】ゴルフスイングのコツ
ゴルフはできることが増えていくと、もっといろいろなショットを打ちたいという願望が出てくるスポーツです。
ここでは、ワンランク上を目指す際に壁になるスイングのポイントを解説します。
飛ばす(飛距離を伸ばす)コツ
飛ばすコツは、「アッパーブローで打つこと」です。
飛距離を伸ばすにはヘッドスピードを上げる必要がありますが、トレーニングしたり打ち方を変えたりしない限り大きな変化は期待できません。
アッパーブローの軌道はクラブヘッドが加速しやすくなるため、スイングを変えなくても飛距離アップが期待できます。
スイングの最下点よりも先にボールをセットし、下から上に打ち上げる意識でスイングしてみましょう。
掌屈とコックのコツ
掌屈とコックのコツは、「スイングに合わせて緩やかに動かすこと」です。
掌屈やコックを意識すると、バックスイングの途中の段階で掌屈やコックの動きを完了してしまいがちです。
手首の動きが早いと、インパクトに向けてリリースする際の動きも早くなり、ショットが不安定になります。
スイング始動からトップまで、スイングと一緒に緩やかに動かすことを意識しましょう。
コックという言葉は聞いたことがあっても、「どうやって作るの?」「正しい使い方は?」など、疑問に思う方もいるでしょう。ゴルフで飛距離アップや安定したショットをするためには、スイングで正しいコックを使えているかが重要です。この記[…]
ゆっくり振るコツ
ゆっくり振るコツは、「下半身主導でスイングすること」です。
上半身や腕は、下半身の体重移動や回転に合わせてついてくるイメージを持ちましょう。
ゆっくり振る時にダフリがちな方は、上半身を使ってスイングを緩めてしまっている可能性があるので、下半身主導を試してみてください。
プロゴルファーのスイングってゆっくり振っているように見えて、かなり飛んでいきますよね。あんな脱力したきれいなスイングになりたい!って思っても、アマチュアゴルファーにはなかなか難しいでしょう。この記事では、そんなプロゴルファー[…]
体重移動のコツ
体重移動のコツは、「体重の配分を意識すること」です。
体重移動と言われると大きく移動するイメージを持つ方が多いかもしれませんが、ゴルフで必要な体重移動は左右の内ももまでです。
バックスイングでは右足の内ももの辺りに体重を感じるように移動し、インパクトからフォロースルーにかけて左足の内ももの辺りに体重を感じるように移動しましょう。
ゴルフの「止まっているボールをクラブで打つ」という簡単そうにみえるスイングの動作において、体重移動はショットの安定と飛距離アップの両方に欠かせない重要なモーションです。なぜゴルフで体重移動がポイントになのか、その理由やメカニズム、体[…]
右サイドで振るコツ
右サイドで振るコツは、「顔を上げないこと」です。
右サイドを意識するとインパクトにかけて体が開きがちになり、スイングがアウトサイドイン軌道になることでミスがでます。
しっかりと顔を残すことで、インサイドアウトの軌道でスイングすることができます。
回転や捻転に関するコツ
回転や捻転に関するコツは、「軸を中心に回転すること」です。
初心者はバックスイングで手打ちになってしまうことが多く、多くのケースで回転が不足しています。
背骨を軸として、ターゲットに背中が向くまでしっかりと回転しましょう。
この時、下半身は背中の半分程度の回転に抑えることで、飛ばすための捻転ができます。
タメを作るコツ
タメを作るコツは、「下半身を先行すること」です。
トップから切り返す際、上半身をターゲットに向けたまま下半身を先行して始動することでタメができます。
この時、腕や上半身に力が入るとタメがほどけてしまうので、力を抜いてスイングしましょう。
ゴルフのスイングでは、タメを作ることが大事だと言われることがあります。このタメは、どのように作ったらよいのでしょうか?また、タメを作るとどのようなメリットがあるのでしょうか?今回の記事では、ゴルフのタメについて、タメ[…]
速く振るコツ
速く振るコツは、「バックスイングを早くすること」です。
飛ばしたいシチュエーションで、ダウンスイングで力いっぱい振りにいき、ミスをしたことがある方は多いのではないでしょうか。
スイングのバランスが崩れると、軌道が安定せずにミスショットが出やすくなります。
バックスイングを早くすると、バランスを崩すことなくスイング全体のスピードを上げることができるため、速く振ることができます。
ダウンブローのコツ
ダウンブローのコツは、「体を開かないようにインパクトすること」です。
ダウンブローでボールをヒットするには、インサイドアウト軌道で打ち込むことが理想です。
体が開いてしまうとインサイドアウト軌道から外れてしまうため、インパクトまで体を残す(開かない)イメージでスイングしましょう。
ゴルフをやっていると「アイアンはダウンブローで打つのが基本だ」と聞いたことがあるのではないでしょうか。アイアンをダウンブローで打つことで、ボールにバックスピンをかけたり、飛距離を出したりすることが可能になるからです。アイアン[…]
ヘッドスピードを上げるコツ
ヘッドスピードを上げるコツは、「大きな筋肉を使ってスイングすること」です。
でんでん太鼓のように軸を中心に回転することで、ヘッドスピードは上がります。
一部の筋肉に力が入ってしまうと、スムーズなスイングが乱れてしまうため、小さな筋肉に力を入れず、背中や太もも等の大きな筋肉でスイングするようにしましょう。
自分のスイングスピードが周りの人と比べて速いのか遅いのか、気になりますよね。ゴルファーにとって、スイングスピードは一種のステータスでもあり、人によってはこだわりたいポイントのひとつ。この記事ではそんなスイングスピードについて、徹[…]
同調のコツ
同調のコツは、「動く順番を意識すること」です。
スイングは基本的に下半身主導ではありますが、下半身に上半身がついてくる動きを意識することも重要です。
バックスイングも切り返しも、下半身から始動し、腰→肩→腕→手首と大きな筋肉から動く意識を持ってスイングしましょう。
頭を残すコツ
頭を残すコツは、「左目でインパクトを見ること」です。
頭を残す際に「インパクトまで顔を上げないこと」といいますが、左目でボールを見るのと右目でボールを見るのとでは、頭の位置は大きく異なります。
インパクトを左目で見ることを意識して、頭を残したインパクトを身につけましょう。
初心者向け!すぐに試したいゴルフがうまくなるコツ
ゴルフはひとつの「きっかけ」で、大きくショットが変わることがあります。
ここでは、初心者がよく注意される6つのポイントを解説します。
腕で振らないコツ
腕で振らないコツは、「リズムよく振ること」です。
腕で振ってしまう原因は力が入り過ぎていることで、力の入れ具合により毎回微妙にスイングが異なります。
しっかり体重移動を意識しながら、リズムよく素振りをして、体で振るスイングを覚えましょう。
ゴルフの雑誌やネットのレッスン記事などをみると「手打ちはダメだ!」とよく書いてあります。たしかに、手打ちは飛距離が出ない、手打ちだと球が曲がりやすいなど、手打ちはゴルフのスイングにとってあまりよくないようです。しかし、一方で[…]
軸がぶれないコツ
軸がぶれないコツは、「頭の位置を変えないこと」です。
スイングするとき上下左右にクラブは動きますが、つられて体も動いてしまいがちです。
体が動くと軸がぶれ、軸がぶれるとショットが不安定になるため、頭の位置を動かさないように意識しましょう。
スイングを安定させるコツ
スイングを安定させるコツは、「肩を回すこと」です。
アドレスからトップにかけて、左肩があごの下まで来るように肩を回しましょう。
左肩がアドレスの位置に戻ってくるようにインパクトすることで、スイングが安定するようになります。
ゴルフのスイングでも特に重要なのが、肩を回すこと。手打ちにならないよう、肩の回転を意識している方も多いのではないでしょうか。しかし、肩を回す感覚を間違えると、ミスショットの原因になることもあります。この記事では、ゴル[…]
まっすぐ飛ばすコツ
まっすぐ飛ばすコツは、「ボールから目を離さないこと」です。
ミスショットの多くは、インパクトで軸がぶれ、フェースに正しくボールが当たってないことから起こります。
ボールから目を離さないように意識することで、軸がぶれにくくなる効果が期待できます。
脱力するコツ
脱力するコツは、「右手の力を抜くこと」です。
グリップに力が入ると、連動して腕や肩にも力が入り、スイングが安定しません。
無駄な力を抜くために、利き手である右手はグリップを支えるだけを意識しましょう。
ボールに当てるコツ
ボールに当てるコツは、「一定の速度で打つこと」です。
ボールに当てようとする意識が強くなると、切り返しからインパクトにかけて力が入りスイングスピードが上がり、いつもと軌道が変わることでボールに当たらなくなります。
スイング軌道を安定させるため、スイングスピードは変えないようにしましょう。
ゴルフのコツを最短でつかみたいならステップゴルフ
ゴルフで上達するためには、さまざまなコツがあります。
冒頭でお伝えした通り、たくさん練習する中で自分なりのコツを掴む方もいれば、本やレッスン動画を見ることでコツを掴むなど、いろいろな上達の方法があります。
早くうまくなりたい!と感じている初心者の方には、「ステップゴルフ」のレッスン受講がおすすめです。
身長や体型、手の大きさなど一人ひとりスイングが異なるため、多くのゴルファーと接してきたプロにコツをアドバイスしてもらうことが、うまくなる近道といえます。
無料体験もできるので、最短でゴルフのコツを掴みたい方は、ぜひステップゴルフを活用してみてはいかがでしょうか。